里山部-satoyama-活動(東鷹栖)

小さな森の山主が始めた個人事業ブログ

里山部 活路となるか。

清水です。

 

今日は里山部の無料開放日でした。

天候に恵まれましたが、機械がツンツンしてて言うこと聞いてくれない場面もあり、いつもと違った体験ができた1日で、まぁ終わってみれば楽しい一日でした(笑)

 

今日は、さっそく自伐フォーラムで出会った方が来てくださり、一緒に作業をしました。雪山の徒歩林業(木は伐ってないけど、ほぼ道具を持って歩いただけ(笑)をどっぷりと体験、大地に試され、己の体力の限界に挑みました。

なにやってたんだか(笑)

 

作業していく中で自然に、自伐についての話題で盛り上がり、面白い意見がでてきました。

 

その中で、一つ、可能性が十分にありそうな発見がありました。

ここではまだ責任もてないので言えません。

成功しても失敗しても後々ここで報告できればと思います。

失敗恐れずやるのみ。

 

 

森にどっぷり漬かった一日。

日常では発見できなかった、別角度な学びが多かった一日。

・・・月に1回くらいなら、森から試される日があってもいいかなと思った(笑)

 

今日は、↓のねむくれカシワ(根元で60cm)を処理しようと思ったけど、結局できずにそのまま。しかし手を付けないで正解だったと思う。

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明日は里山部のスキル出張として神社の木を見てきます。

 

webサイト↓ ↓お問い合わせも。

http://shimizusatoyama.wixsite.com/satoyamabu-asahikawa

 

 

里山部 4.7の可能性を模索。

清水です。

 6日、北海道自伐型林業推進協議会のフォーラムが伊達市で行われまして、参加してきました。

 多くは省きますが、一番驚いたのは、本州の成功事例。あれを聞いてしまうと、俄然やる気になってくるのですが、こっち(北海道)ではいったん冷静に見ておく必要があるかと思いました。

 

 まず、最初から100haも1000haも森を所有する人は条件が整っている分、やる気しだいですぐ出来そうです。だけどそんな規模を持ってる人は稀。

そして、広葉樹/針葉樹でまた考え方が変わっていきます。

 広葉樹はクリやナラなど価値の高い木はありますが、価値が高まってくるのは100年、200年と育った木。旭川ではもう昔に切られて今は成長途中の若いものが多く、良い木があるのは国有林や道有林。

やはりほとんどの民有林は、条件が悪いところからスタートするのがほとんどではないか。

 

でもやっていくしかない。

 

里山部フィールドは広葉樹林、4,7haと極めて小規模。

他の山主と連携して30、50、100haと面積を確保出来たら素敵なことなことだ。ゆくゆくはそうしていきたいと思う。

だが、連携・協力も大事だと思うが、まずは、自分が持つ小規模な山林で可能な限り色んなことを自分が経験を積まないといけないと思った。

 

 

一番、不安なのは売り先だ。切って運んでc材の価値しかないなら出す必要がない。それだといつも通りだから。そもそも個人でどこに運んで行けばお金に変わるのか知らない人も多いと思う。

c材ばかり出してもモチベーションが上がらない。薪、ホダギ、炭、木酢・・・形を変えて付加価値をつける必要と自分でマクロな市場を開拓していくのも必要だと思った。 

 

 

とりあえずフォーラムの話を聞いて考えて、自分でやってみようと思っているのが、

・自分の木を買い取ってくれる人を探す。手入れの際にこんな材(下の写真参照)がでてくるので、個人⇒家具/モノづくり職人への直接な売り込み。

・木材だけに収入を頼らない(頼れない)ので、山と密接に関わる産業を自分で引出し提供する。観光、体験、植物、料理、手入れの際に捨てられるものがあれば捨てずに利用する。

・立木販売。

里山部ともう1,2人の山主で10ha以上の森林を連携し択伐施業する。

・製材してくれる材木屋さんを見つける。

ということ。 

 

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★フォーラムの中で共感したのは「大事なのは子、孫まで引き継げる継続的・永続的な山林の利用。そうした利用を心掛けるのに必要なのは環境保全皆伐による環境負荷の大きなことや、赤字になる植林などはせずとも、今生えている木・自然を見て、利用できる分だけを少しずついただく。自伐型は環境保全林業だ」

という言葉には、常に考えていたことだし、実現できるように目指したいと感じた。

 

 

そろそろ、旭川も熱いことやるべきだと思う。やらないから勝手にやるけど。

旭川周辺の町が「山の話題」で良いも悪いも盛り上がっている気がする。

旭川は森があるだけで終わってる感じが、ショッパイ。

 

家具と薪ストーブが盛り上がり。

経営と所有が切り離された山主だけが取り残される。

そんな旭川は嫌だ。

 

北海道での自伐のスタートダッシュでうまくいくところは設備や、面積が整った極一部だと思うけど、これから軌道に乗っていく可能性は十分に感じた。

情報交換や山主連携などを行って行きたいと思ったので自伐協議会の会員になりました。

 まずはやってみないと何もわからねぇ!

 

 

※明後日10日は、里山部フィールドの無料開放日です。

 何するって決めていません(笑)

 

 僕は、立木の材積は何m3あるのかを調べたり、木の本数を数えたり、倒れた木の処理をしたり、腹が減ったらカップラーメン食べたり、息子と遊んだりしてます。

 ですので、来訪される方は僕と一緒にやってもいいですし、別に自分のしたい事しててもかまいません。10時から16時までいる予定ですが、最近寒いし、暗くなるのも早いので15時前には終わるかもしれません。

 来られる際にご一報いただけると、少し気にします(コーヒーご馳走します)。

 

里山部 最近の様子

清水です。ご無沙汰でした!

フェイスブックを始めてから、そちらの方をボチボチと更新してました。

 

里山部フィールドの小屋、広場の様子です。

毎年、屋根に雪が積もるので、冬期間は1カ月に2回ほど小屋の除雪をしにいきます。

最近ヒヤっとしたことがありました。

 

11月上旬に見に行ったところ、時期的にも早い湿った大雪の日があり、その雪の重さに耐えられなくなった枝が落ちて小屋にぶつかっていました。あと1mずれていたら、屋根が壊れていました。

カシワは特に春先まで葉を落としにくいので、その葉に雪がこびりつき、あちこちで重みによる幹の曲がりや、健全な枝が折れる被害がありました。

 

まぁともかく運が良かった。

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最近は落ち着いてきて、ようやく景色が素敵だなと感じられる余裕がでてきました。 

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フェイスブック

https://www.facebook.com/shimizusatoyama

webサイト

http://shimizusatoyama.wixsite.com/satoyamabu-asahikawa

お問い合わせ

shimizu_satoyama★yahoo.co.jp

★を@に。

里山部 少し反応ありました

清水です。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

新聞に出てから、里山部に問い合わせが来るようになりました。ただ、アドレスが間違って掲載されていたんですよね。正しいのを載せておきます。

shimizu_satoyama★yahoo.co.jp  ※★を@に。

 

 

旭川には様々な環境問題に取り組む団体があり、企画もそれぞれあり、頻繁です。

なので、市内の子どもから大人まで、環境に対しての興味、関心はそれなりに高いはずです。

しかし、ちょっと思ったのが、興味・関心が高まった子どもたち、大人たちが『自分で何かしたい』と思った時、自分で出来るフィールドがないんじゃないかなと思っていました。

そこで、里山部は主体性は市民にあると考えています。

『森に答えを確かめに来る人、森に自分を試しにくる人』に協力し、応援していこうという方針です。

 

だからあんまり、里山部主催でイベントをやろうとは思っていません。

むしろ、「里山なかま」が増えてきたら、「〇月〇日、××な人(学生・職人・趣味)がフィールドに来ます。ぜひ一緒に時間を過ごしませんか。」

などといった森がコミュニティーの場であるようにしたいと思っています。

また、フィールドが小さい故、大人数相手は難しく、少人数でじっくりとというスタイルです。

 

この1,2日、問い合わせの内容を見てみると、公園じゃない、街じゃない、『里山でやりたいんだ』というニーズがやっぱりありました。

森に囲まれているけど、森があるだけで、自由度がないという不満です。

 

このブログでも過去に重たい課題解決に向けて書き込みましたが、まずは、気軽に森に入ることができ、そこで楽しむことから、自分に足りないものや、アイデアが生まれてくると思っています。

里山部が考えるのではなく、里山部と一緒に考えていければと!

ただ、自然の利用だけではいけません。環境の保全も大切です。きちんと頭に置いたうえで、利用することで、保全の大切さも伝えていきたいです。

 

チラシもできたので、印刷、発行します。

これ↓はJpgなので、文字が読めない仕様です(笑)雰囲気だけが伝われば(笑)

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 里山部webサイト↓

http://shimizusatoyama.wixsite.com/satoyamabu-asahikawa

里山部 WEBサイトできました。

清水です。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

時間がかかりましたが、里山部のWEBサイトが無事にできました。

WIXいいですね!無料でした。

http://shimizusatoyama.wixsite.com/satoyamabu-asahikawa

さて、次のtodoはチラシ作成、印刷、広報です。

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里山部 宿題

清水です。

 

 この1週間、クリエイティブかつ、経験豊富な方々とお話する機会が多々ありました。またマーケティングセミナーや広報セミナーへの参加や、里山部フィールドに人をお呼びしてアイデア出しの時間を作ったりと、頭が常に活性化しておりました。

 いい具合に宿題も多く見えてきたわけでして、一度に色々と考えてしまい逆に手が付けられない状態に(笑)

 関係ない話ですが、里山部を立ち上げてから記憶力が良くなりました。昨日の晩御飯をはっきりと思い出せるようになりました(笑)

まぁ1つずつやっていく他ありませんね。

 

 

 ★最大の宿題は、今の時代、森を求める市民のニーズとはなんだ!と。

特に学生たちやモノづくり職人の人たちのニーズ!

 前回のブログで書いた、僕の想いは、街の人たちにとってはほとんどどうでもいいことで、重たいよ!ということです。それはそれで、裏の目的としてしっかりもっておくだけでいいと。

 学生が普段学んでいることに疑問を感じたり、実践してみたいと思う人たちの技術向上支援かつ、実践場所、必要とあらばそのプロとの交流場所として提供することが活動内容の一つです。

 ただ、薪割り・・・というのもやってみたいですが、それだと人は来ないんじゃないかと。参加者の達成感、自己満足度、社会貢献度を高める活動を目指したいよね。

ーーーと北海道環境財団の山本さんと、NPO法人ezorock の大熊さんが、里山部のフィールドを見に来てくださり、そこで森を歩きながらそんなことを話し合いました。

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 大熊さんと僕は同い年なのですが、大熊さんは特に人の意欲を向上させる術が長けています。僕には無いスキルです。もうご存知の方も多いかもしれませんが、大熊さんたちの活動は北海道では必要不可欠です。8月にezorockの存在を知り、9月、10月と立て続けに企画に参加させていただき、急接近できました。素晴らしい団体、人と繋がることができました。

 

 ↓前々回のブログで紹介したキコリとして参加した企画。伐倒を子どもたちに披露しました。

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そして先日、あさひかわ37のマーケティングセミナーで出会いました「アロマ整体 ゆるる」の代表である小島さんと意気投合し、里山部×整体師で何かできないか模索してきました。・・・という名のたき火会です。

 紅葉(黄葉)が始まりかけた、素晴らしい色合いの中、たき火とコーヒーを楽しみながら、、、ただ、時間が、、、過ぎて、、、まったりしただけでした(笑)

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ただ、最後にこんな企画が浮かびました。

『伐倒→薪割り体験→簡易な整体(翌日に疲れや筋肉痛を残さないように)』

そこで、薪割り後の筋肉疲労がどこに来るのか、小嶋さんに知ってもらうべく、薪割り初体験していただきました。楽しかった。

 

 里山部では、様々なプロとのコラボ企画を、学生たちにも見てもらい将来を考える上でのヒントの一つとして生かしてほしいと考えています。なので、体験コラボには、各プロたちからの仕事にまつわる話+実際の技術披露などを盛り込み、交流をメインに考えています。

フライング気味に始まったのが

 ・里山部×鉄工所(焚きつけ製造機、完成しましたのでまた近々紹介します)

でした。

いま、出張お料理エンターテイナーの方ともつながりができましたので、やりたいなと思ってますが。。。

ますが!

まずはほんと、最初にやるべきウェブ作成・チラシ作成・広報が先なんです。

早くやれ俺!

里山部 裏の目的 旭川家具

清水です。

 

旭川家具とはなんぞ。

旭川には技術もそうだが、技能(感性や視覚、五感)が優れた職人が多いと、旭川家具工業協同組合の代表理事、渡辺直行氏が9月24日に行われた「地域活性化フォーラムin道北」で発言されていました。

その他にも旭川家具が日本一だと言える理由がいくつかありました。とても誇らしいものだと感じました。ここでは割愛します。

・・・旭川家具は、旭川にそういった優れた職人がいることがブランドの一つでもあるということを理解しました。

 

・・・個人的な意見を言わせてください。

その中で、モヤっとしたのが、昔は旭川の樹木を利用していたが、だんだんと需要が高まるにつれ「旭川材」から「北海道」の広葉樹、そして外材の利用と広がってきたようです。

旭川だけの資源だけではことがたりなくなってきたことということです。

 

そりゃそうです。

嵐山にあるようなでっかい樹木は旭川でもわずかです。あっても伐採は難しいし、供給量もごくわずかです。

そして利益を出すためにはいい素材を安く入手することも絶対必要です。

 

ただ、、、、ただ、、、、その大きな流れが確立された今、ごくわずかでもいいから、

旭川産の木材が旭川の作り手によって商品になり、旭川の森が手入れされた!という小さな小さな小さなサイクルがあってもいいんじゃないかなと感じました。

はみだしたサイクルです。

「‐ー旭川の山主にも恵みのある家具づくりはできないものか‐ーー」と。

「地元の山主を置いていかないで欲しい」と。

 

里山部の裏の目標は、小さな山林を所有する山主さんが、改めて自分の所有する山林の価値観を再発見してもらうことです。

少ないけども、民有林に求める現代のニーズはあるんだと知ってもらいたいとも思っています。

 

「昔は金になった。今はもってるだけ‐ーー」と悲しいことを言わず、今は今で民有林が持っている価値を模索していかなければ、これからどうなっちゃうのでしょう。

ますます、山を持っていることがデメリットになり、どうでもいいことになってしまいます。

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本州では木の駅などと、山林所有者の自伐を促進するような動きがずっと前から始まっています。北海道でもこれをマネしようと思ってもなかなか出来ないと思います。

北海道は別な角度が必要だと思います。そもそも里山なんていってますが、北海道での里山は本州とは意味合いがずれていると思います。北海道は全面的に開拓ありきですから。

じゃぁ民有林の価値を再確認してもらうためには!

山を所有する悦びとは、なんだろうか!

正直なところわからないから里山部をやろうと思ったきっかけでもあります。

 

 

馬鹿なことを言わせてください。

僕は大卒からNPO法人一本で生きてきました。会社というものを知りません。利益よりも、今の地域が必要としていることに目先を向けて取り組んできました。

そういったものには利益などは生み出されないものばかりだと感じています。

利益を追求すると、その人を突き放してしまいそうで。

 

ただ、里山部としては、バランスも大事だと思って取り組んでいきます。

今一度、多方面のプロが民有林に募って意見を出しあい、行動に移していくべきだと思います。