里山部-satoyama-活動(東鷹栖)

小さな森の山主が始めた個人事業ブログ

木の旅

里山部HP 

https://www.satoyamabu.com/

 

清水です。

 

里山部で伐った木、僕が関わることができた木がどう生まれ変わったのか、見て、触れて、その雰囲気を味わってきました。

やはり、自分が伐った木を最後まで見届けたい、見届けた時、自分はどう感じるのか、、、、やっぱりそれは、確かめに行くしかないという強い思いがあり、行きました。

 

場所は倶知安です。

 

冬に、同年代のキコリと一緒に探して伐って運んだアズキナシ。

このアズキナシを「アポロカンパニー」の藤井さんに受け渡してから、早3か月。

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倶知安幼稚園の、素敵な本棚になっていました。

藤井さんは、森にあった当日の姿を思い出させるような、その木がもつ生きた証を全面的に出し、木のデザインを殺すことなく加工する職人さんで、このような人とは、あったことがありませんでした。この出会いも最高に幸せでした。

息子にもこの様子を感じてほしくて、連れて行きました(笑)

倶知安幼稚園の皆さま、対応していただきありがとうございました。

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本棚が置いてある床は、サワグルミの材を使われています。珍しいですよね。すごい柔らかく、優しい感じがする材で、「ここで本を読みたい」という雰囲気にさせてくれます。

魅力の塊の幼稚園で、まだまだ語りたりないのですが、僕なら卒園したくないなと思いました(笑)この空間で働きたい(笑)

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そして、倶知安駅の駅前通りには、なんか見慣れた板がありました。

「この子(板)、うちの子に似てる。」と思ったら、ほんとにうちの子(カシワ)でした。

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藤井さんと初めて出会った時は11月、里山部のフィールドに遊びに来ていただいた時でした。

チェンソーログミルを試しに使っていただいたときに製材した板で、差し上げたものでした。「この板、絶対何かに使うから!」と、あれから5ヵ月、本当に使っていただきました。

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場所は、SPROUT outdoor espresso

お洒落なカフェです。

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やはり、藤井さんのような、木の出口に本気の想いがある方との出会いは強烈でした。

 

自分の心が動き、確信しました。

 

木が人を動かす多様な力と、キコリをやっていて良かったと。

 

まずは、この「木の旅」は、これで完結しました。

小さな木が倶知安で今、次を生きているという事実は、常に僕を動かす力になります。

 

自伐をする上で、自分の木にこだわりを持つことは大事です。

やはり、木は様々な面で、安いものじゃないんだよね。

 

明日からは、予約がない限り通常営業です。