超本気出してきた!森を輝かせるためのササ刈!
しみずです!!
いい仕事してきたので自慢させてください(笑)
秘境の森づくり、ササ刈と危険木処理をしてきました。場所等の詳細は秘密です(笑)
高層草本や背丈ほどのササに覆われすぎたこの現場。
山主さんは、購入してから6,7年ほどのようで、森の全景を見たことがないので見てみたいという要望でした。遠くからみると非常にポテンシャルの高い森林だと思って、「この森を輝かせて見せたい」と超やる気スイッチが入りました。
普通に考えて、5,6日は作業の時間がかかるかなと考えてましたが、心の中の俺が「並なら6日、でもお前なら・・・?」と語りかけてきました。
こっちは一流、「3日だ!」ということで、3日でササ原の全刈りと危険木処理と、ササ原とは別にある遊歩道の草刈を受けました。
結果、毎日150%のパワーで、一人で2日と半日でやってきました。現在もってるすべてのササ刈スキルを駆使してきました。
全て人力です。チェンソーと刈り払い機のみでやりました。
全て刈るのは誰でもできます。俺の超こだわりのササ刈は他とは一味、違う!!
まずは、タイプA、★全刈りスタイル★
心を無にしてひたすら刈る。
そしてタイプB、★山主ライフスタイル配慮刈り★
ここでは、両親が山菜を取りに来ることが多いということでしたので、ササや草の中に埋もれている山菜を残しつつ周りを刈るスタイル。ギョウジャニンニクやウドが隠れてました。「もう育ちすぎて食えないよ!」というツッコミはナンセンスです。場所がわかったことが大事で、翌年の期待が膨らむんです。
タイプC、★希少種残し★ 旭川近郊の森の植物で、ポピュラーな種類なら春から秋まで大抵頭に入っています。ずっと森の植生調査してきたからね。
北海道で希少とされている植物のほか、その範囲での数が少ない種類の植物を優先的に残すことができます。
高さ10cmみたないギンランの仲間(写真右下白花)やオクエゾサイシン。
タイプD★稚樹残し★場所に応じて、こいつは少し生き残れるかもしれない、と思う稚樹を残します。大抵、10年後には結構な数が、競争等に負けて消えていたりするんですが、その10年間は、木を愛せます。伐ったら終わり。残したらその後の観察ができるんです。
草刈が今後の森がどれだけ楽しく、多面的な楽しみができるか、かかっているんです!安易に考えちゃいけません。
タイプD、★センス刈り★ どうしたら良い景色になるかわからない時に、お任せいただく刈り方。ここでは川沿いを僕のセンスで刈りました。刈った直後は散らかって汚い感じですが、これから日にちが経てば、景色に差が出てきます。
そういうのを全て複合して刈りはらった遊歩道がこんな感じ。
ウルシの仲間やササは無くし、かつ面白みの有る植物を残しています。
自分の森で植物観察会ができるなんて素敵ですよね。
また、たまに福祉利用の方もお越しなるようで、利用しやすく且、気持ちよい空間も意識しました。
★ササ刈中、危険木を見つけても、対応できるのも、強みです。
これくらいなら15分で片付きます!やっぱり伐倒作業の方が好きだな(笑)
まだまだ、良い景色があるのですが、この辺で。
そして最後に嬉しいニュースがありまして、このフィールドを研修などで、里山部に貸していただけるということでした。超見ちがえった秘境の森には、携帯の電波は圏外(DoCoMoは通じるようです)ですが、昔の駅舎のようなカッコいい平屋があり、電気が通っており、冷蔵庫や風呂までもあるという、一部文明が発達したエリアがあり、快適性も兼ね備えられた無敵のフィールドです(笑)
まずは、もっと暑くなってから、スイカや夏野菜をもぎ取ってきて、この森の川で冷やして食べるという、映画「トトロ」のような時間を過ごしつつ、森の超森林浴イベントを考えています。少人数の予定です。山主さんは、同じ森を愛する人に使ってほしいようで、マナーを守れる人でやってほしい。ということでした。僕の森みたいなワイルドな使い方はできません(笑)
ちなみに里山部フィールドから20分程でついちゃうので結構近いです。
最後に・・・まだ刈りはらったばかりのササは鋭く、長靴が簡単に破けてしまうなど、危険が伴います。6月、8月と根気よくササ刈を行っていくと数年後には落ち着いてくると思います。そうしたら、山主さんにこの木と会わせてあげたいなぁ。
自分の森にこんな大木があったなんて知らなかったようです。ハリギリです!
里山部のこうしたササ刈は1日、1万5千円前後(状況による)で行います。
また、森をどうしたらいいかわからない場合、交通費+半日5000円程で森の調査とプランを出します。ササに覆われているからって諦めていたら持ったないですよ!!!
・・・久しぶりに自分の体力と精神の限界と戦える良い仕事をしました(笑)