里山部-satoyama-活動(東鷹栖)

小さな森の山主が始めた個人事業ブログ

白老遠征2  作業編

しみずです。

 

東京から、旭川へ戻ってきて、いよいよ里山部スタートです。

まだ森には残雪がありまして、まだ行ってません。

事務作業が沢山あって、まずはこちらを終わらせるのに必死です。看板もつくっています。里山部の森では、シラカバ樹液は15日頃から採れそうです。

 

 

さて、白老の山の現場では、主に山に入るチームは、3人でした。

いきなり伐るのではなく、ブルが木材を引っ張る集材路をめぐらせ、土場を作ってからスタートでした。この集材路と土場との距離感や場所が効率を作用します。

 

また、白老の山は土が30cm程の深さまで凍結するため、表土を軽くさらっただけで、あとは凍るので簡単に、スピーディーに道を付けることができるようです。それでいて固く重機が走っても壊れない。

※ただし暖かくなると土がとけて、ぬかるんで最悪になります。

 

伐倒と集材が1人(ブルとチェンソー)、土場まで集材された材を造材するのが2人(チェンソーとユンボ、人力)。

伐倒後はブルの後ろにワイヤーで繋げ、ある程度枝払いをしたのち、ほぼ全幹を5~10本(大小様々なサイズ)を1度に引きづって土場まできます。

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土場に木材が来たら残りの二人が、樹種と、径、木の状態によって、それぞれサイズにあった最大付加価値が出せるように造材をします(この詳細は、勉強会でも開いたときに紹介します)。1尺や3尺、5尺、時々250cmの銘木など。

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だいたいこのサイクルを繰り返しました。

ブルがくる時間間隔はだいたい30~40分のサイクル。

それまでに二人で造材しまくって、材を整理して置いて、目立てしてと次のサイクルに備えます。結構余裕ないです。

 

ここでは、ホダギが即金になるため、ホダギを1日に大量に作る必要がありました。

現在、著しいホダギ不足があちこちであるようですね。作れば売れる状況です。

しかし、ホダギもきちんとした見方があるんです。不適当な作り方や、材の見方はダメですね。

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ある程度のほだぎの本数ができたり、出荷するときなどは、軽トラに積んで山林内を移動しました。林内作業車よりもスピードがでるのと、だいたい150本ちょっと(層積1.6m3ほど)乗るので、俄然ここでは、軽トラが有利でした。

ホダギ以外の材も、普通に軽トラの方がよかったですね。北海道なら林道がちゃんとしていたら、軽トラ集材・搬出でいいかもです。僕はこれでいきます。

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結構簡単に紹介しました。

流れはシンプルでかつ、効率よく生産できました。ホダギなら一日で200本~500本。それ以外の丸太は薪用や炭用や用材になるので、結構いい生産量でした。

 

3人それぞれが、役割を効率よく動かないとどっかで詰まります。

目立てを早くすませないと、待ち時間がでます。

 

初めての人でもこんだけ一日、玉切りして、目立てしてを繰り返していたので、1カ月くらいで相当な上達をしていました。目立ては完璧。作業も僕より早くなっていたり(笑)

 

チームの強さってありますね。

 

 

さて、今年度の僕は、昨年と一緒で、人力あるのみです(笑)

山の中なら庭木と違って、どんな木でも伐ることができますし、対処もできます。

材を運ぶのは、「漢気」一つです。漢気搬出です。人力でぶんなげるのみ。

手割り、手積み。

 

まぁ、体が動くうちは、山に挑んでいくだけです。