里山部-satoyama-活動(東鷹栖)

小さな森の山主が始めた個人事業ブログ

里山部、活動報告、ある意味ミッション達成です。

しみずです。

 

 

沢山報告がありますが、もう、全てを書くと本が一冊できるので、ぐっとこらえて要約して(笑)それでも長い!

 

 

◎山サイド◎

僕が、旭川ならできると信じて活動していた、自伐型林業の、新しい木材の出口。森の5・7横丁さんの看板などでも証明してきましたが、地域の森の木の価値の再認識。

それが旭川大学の横田ゼミナール皆さん、原さん(木工のプロ)と一緒に活動してきて、実現されました。モデル第一号です。後日ユウチューブにて、動画をアップします。

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この横田ゼミは、アサヒカワデザインウィークにも参加されますが、注目していただきたいのは、加工されたワイルドな『形を意味する』デザインはもちろんのこと、広い意味での『地域資源の有効活用をするというデザイン』が実現されたことに本質的な意味があります。

これが新しい林業の始まりだと思っています。木育とは質が違います。

これは林業です。

f:id:shimizu-satoyama:20180619111705j:plain ←看板になったアズキナシ伐採前。

普段誰にも目を向けられない山の木が、こうやって旭川家具デザインウィークに、姿を変えて進出してきたんです。しかも、身近な森から、普段みなさんが見慣れている木のサイズですよ。特別に大きな木とかではありません。

 

パルプにいくなら一本1000円もしないでしょう。人知れず、パルプになるか燃やされるか、何十年もいきたのに。

木を扱う人たちが、あまりにも木を軽視しているんです。その1本の価値や、存在意義を。

 

 これは違います。手を入れるべき森に学生がはいり、欲しい木を選び、山主に対価を払い、自分たちで林業を行い、木工職人さんと協力のうえ、『地域の木』の本質を提供しているんです。

大きな一歩。そして里山部が目指すことが可能だということがわかり、これはもう、ますます加速していく他ありません。

 

 今考えているのは、前回ユウチューブ(https://www.youtube.com/watch?v=zOxNcA7i0lc&t=319s)でも紹介したように、もっとマクロな地域家具をつくろうと思っています。『江丹別家具』『東鷹栖家具』『当麻家具』。つまりこれは材の出口側の話ですが、結局のところ、自伐型林業を行わないと、新しい森林法案のせいで、身近な森がどんどんなくなって山主にも、地域の人たちにも、ひいてはその市町村にもなんらメリットが生まれない時代に突入してしまったのです。

『産業』だから仕方ないと、自然破壊していいと思ってるんですか。

産業と環境は両立できるし、していくべきなんです。

地域にないものをねだるんじゃゃない。あるものをとらえていくスタイル。

 

このように、里山部は地域資源を有効利用していきます。

使っていない、里山部に託したいという思いのある山林がありましたら、ぜひご一報ください。

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 シラカバのテーブルと、アズキナシノ看板。

 

◎森サイド◎

心を豊かにする森サイド。

里山部の活動が始まって1年と少し、活動に賛同していただける方もぐっと増え、YAMABITO'sのグループは100名を超す、ヤマビトだらけになりました。このグループは実際に森で出会った人しか基本的に入れないグループなので、それだけ森で出会ってきたってことですね。ありがたいことです。すでにYAMABITO'sや里山部のイベントで各森に来た人たちは120名(数か月前)を超えており、遠方からお越しの方、外国人の方まで巻き込むようになりました。代表の栞ちゃん(20代女性、森は全く未知の領域から入った人。)に任せて良かった。

 

こんな若者4人(1人東京だけど)だけの任意団体が、ここまでの機動力、地域資源の有効利用、里山コミュニティー形成、をしてきて、地域を少しずつ変えてきているって、すごくないですか。環境団体のNPOとかに負けてない。

環境省あたりから表彰されてもいいですよ。

まってますよ環境省(笑)

 

また、こうした活動を通して、自身でも山林を持って、森のある暮らしを実現される方、イベント時のみ山林シェアする方などが増えました。これも、すごいことですよ!!名前はふせますが、三笠と、当麻です。

 そして今、北見にも出来るかもしれません。北見は里山部の北見支部ができそうな予感です。まだ現地調査等行ってませんので、はっきりとお約束はできませんが。もしそうなれば、北見で自伐をやりたい人に、山守をさせたいと考えています。北見で僕みたいに森林シェアや、プチ林業やりたい人いたら、注目していてください。確定しましたらまたブログ等で報告いたします。

 

もう正直、山サイド、森サイド、どの活動をとっても、地域のおじいちゃんたちの合言葉『山は稼げない』、『森をもっていてもしょうがない』というこの言葉は、古いんです。なんとか、この現状を打破しようと思って、ほぼ怒りに任せて活動してきたかいが本当にありました。

もう里山部、ゴールしたといっても過言じゃない。

あとは、次の若いやつらに任せたい(笑)

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森にアーティストを呼びました。様子はこちらから→

https://www.youtube.com/watch?v=ypU9k2CSxfk&t=240s

 

 

◎社会貢献サイド◎

ときわプレーパークというのを、ご存知でしょうか。

いま、旭川大学の清水ゼミの学生さんたち、他の団体さんふくめ、チーム名『はだしになって』という団体が、『外遊び』をテーマに、その必要性や、どういう条件で外遊びをしたくなるか、外遊びの効果などを、数値化し、見える化することで、地域の公園との関わり、使い方、強いては森。。。がどうあるべきかを模索している団体です。

f:id:shimizu-satoyama:20180619111018j:plain f:id:shimizu-satoyama:20180619111247j:plain 里山部のシラカンバ丸太

やはり、大学の先生が入っていることで、こうしたことが数字でわかるようになるのが非常に面白い所です。

 

ときわプレーパークには、里山部は『火』・『生木』担当で出ています。

火遊びってね。

いいんですよ。

ここでは語りませんよ。もうみんな知ってると思いますから。

初めて火遊びする子なんか、ハマりますよ。火いいなぁ。木いいなぁ。って(笑)

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火は危ないからこそ、対峙して学ぶべき体の動かし方です。体育では教えてくれませんん。また、食に繋がるエネルギーにもなります(焚き火)ので、やはり暮らしとはきって離せません。

規制でがんじがらめのいま、常磐公園で、プレーパークの時だけ旭川市から承諾を得て行っています。こういう機会で、火の扱いや刃物の扱いに慣れている『キコリ』と一緒に遊んで学べることは、チャンスだと思います。その他にもプレーパークには様々なプロがいるんです。

地域の公園に『プロ』が集まって、子どもたちと遊んだり話せる機会があるって素晴らしいことですよ。

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この活動に参加できるのも、普段里山部の林産物やサービスを買っていただいている皆さまからの、売り上げの一部を使って、ボランティアでやっています。

僕としても、森にこれない子どもたちには、僕から出向いて、ゆくゆくは森で出会いたいし、いい広報にもなりますしね。

前回は300名あまりの皆さんと遊びました。すげー。

次回は、6月24日11時から16時です。

焚き火もやるけど、今度は、どんな木もっていこうかなぁ。サクラの木でコースターつくろうか!?

 

・・・里山部の収益が厳しくなると、ひっそりといなくなるかもしれません(笑)会場に寄付箱があるので、コーヒー一杯飲まれた方はそこに『ちゃりん』してくれると僕含め他のプロたちが助かります(笑)

いざ、地域の子どもの、親の、街のために!!!

キコリが役に立つんです!

 

 

 

 

 

 

◎ ◎最後に◎ ◎

木育マイスターの方へ。里山部としては、もっと活動を本質的なものだったらいいなって思ってます。

森から始まる木育を行いたい方は、里山部のフィールドを提供致します(もちろん有料ですが)。

どこの森から伐ってきたか、なぜ伐られたか、伐った後の山はどうなっているのか、木を扱うマイスターと名のつく以上、僕はそこも知っているべきだと思っています。

 

未だにそこを聞いてもちゃんとわかっている人に、出会ったことがないので、こんなこといってますが。写真で紹介するよりも、最初が森からスタートすればいいのになって。自分たちが木を使うために森から。

板・木材からスタートするのはあまりにも遠いです。

 

森は危ない、時間がかかる、お金がかかる

と様々なやれない要因をかかげて、やらないよりかは、一度おもいきった活動をされる人が出てくることを期待します。

 

本当は、北海道が認定しているのですから、道有林かしてあげてくださいよ!!!

 

山を持ってないマイスター多いはずですから。

やっぱりまだ名前負けしていると感じます。

マイスターって、ドイツの高等職業能力資格認定制度からとっているのかな。

 

だから、マイスターにふさわしい木育やりましょうよ!!!道有林が貸してくれないなら、民有林しかないんです。

今の時代、森と木を活かして、子どもたちや消費者につなげていくフィールドのキーとなるのは民有林です。

 

活かしていきましょう!!!あとは、地域を良くしたいと思っている人とガンガンつながって、できることをやっていくことが大事です。

ご相談ください。

イベント紹介です~なかなかマニアックな内容ですが~

しみずです。

 

フェイスブックに、インスタグラム、最近はYouTubeまで手をだし、なんかね。

今の時代についていくのは大変ですね(笑)

こちら、最新のYouTubeです↓ 

フェイスブックのほうが100倍再生数が伸びています。ありがとうございます。

僕が何してるかなんとなくわかるようで、わからない所が確認できますね(笑)

7日~10日間隔で更新していきたいですけど、、、どうなるか(笑)

www.youtube.com

 

さて、イベントの紹介です。

フェイスブック里山部ページに詳細があります。

が、ここでも紹介します。

 

①【カ(シ)作り&リペアワークショップ!!】

『カ』とか『カシ』とか『チャシ』とか、アイヌの方々それぞれの呼び方があるようですが、とにかくササぶきの小さな小屋を作ります。
 アイヌ文化の一つで、流行りを取り入れるのも特徴で、板壁で屋根が茅ぶきの建物も見せていただきました(二風谷最高)。
 昨年、圧倒的など素人達5人で、知識0、技術0、でもアイヌ文化の魅力に取りつかれて、想いを形にしたいという勇者たちが里山部の森に創っていきました。2m*2m。作業は全て人力です。
 しかし、旭川の積雪に、俺たちのササ葺き屋根が崩壊。柱も崩壊しました。
が!!ネズミが倒れた柱を良い具合に樹皮を食べてくれて、柱が見事に仕上がったという、ネズミまで手伝ってくれるという結果に!
 倒壊したカシを立て直し、流行りの(現代文明であるネジとか、チェンソーで挽いた無垢板とか)要素を取り入れて、今年こそ旭川の雪に負けない強固なやつを、、、1日で出来る分だけやります。
 倒れた分だけ、俺たちの想いと技術と精神が強くなり、アイヌ文化に育てられる超絶貴重な体験です。今回も前回の若者たち+新規参加者で行う予定ですが、平日(笑)少人数でやります。

◎日時&場所
 ・2018年6月29日9時ー16時。里山部フィールド集合。
◎内容
 ・アイヌを想い、自分を試す(カシをリペア、増強させる)。
  ※特別な技術はいりません。こちらは全員素人ですので。
◎持ち物
 ・アイヌの精神
 ・お弁当、水
 ・手袋
◎参加者
 ・年齢、性別問わず。あと1~2名のみ募集。※全員で4名~6名程の予定。
◎参加費
 ・1人、1000円。
  ※材料代に使います。保険は掛けません。怪我してもゆだねてください。怪我したときはそういうこと(森からのタイミングだった)とどうか割り切ってください。お願いします。即時の応急処置は致します。

◎最後に。
 ・旭川の川村カ子トアイヌ記念館、日本遺産に登録されました。おめでとうございます。また、白老のアイヌ博物館の方もおっしゃってましたが、本質的なアイヌの建物はもう個人で建てて守っていくしかないんだとも言ってました。(建築法や消防法にひっかかるため)。集まった僕らでその意識は、継承していきます!

 

 

②【Freedomキャンプ~林友、森に泊まるってよ~】

 突然ですが、白老で共に林業してきたトーマちゃん(林友)が、カシ作ったあとに里山部の森で泊まるようなので、なぜか、イベントにしました(笑)
各自自由に遊ぶイベントです。夜更かしして火遊びして、酒飲んで、トークしてってやつを森で☆
時間帯は18時以降入退場自由で、泊まりたい方は申請の上泊まれます。その際はテントを各自持ってきてください。
翌朝30日、10時までにはチャックアウトです。
◎日時
 ・2018年6月29日18時~翌日30日10時まで。里山部フィールド。
◎内容
 ・トーマちゃんを森で歓迎する。
 ・お酒と火と森と音楽(プレイヤー)と虫とコウモリを楽しむ。
 ・気が向いたら、ウィスキーを10倍美味しくする、生ナラコップをつくってそれで飲みます。ウィスキーにしてみたら、里帰りですわ(樽の素材がナラが多いため。またナラの生木特有の香りがウィスキーを美味しくしてくれます)。
◎持ち物
 ・自分の飲食する肉やお酒は各自持参です。
 ・虫よけ対策
 ・泊まる人はテント。
◎参加費
 ・1000円。泊まりたい人も。
◎参加者
 ・年齢・性別問わず、10000人まで。※お子さんの様子は保護者の方が必ず見てください。夜の森はおばけが出てくるので怖いですから。

 

 

③【旭川初!ブッシュクラフト体験!】

ブッシュクラフトインストラクター『紀國聡氏』を講師に招いて、里山部でブッシュクラフト(アウトドアのスタイル)を行います。
自然素材を主に使って、アウトドアに、原始的なひと手間の手法を学び、森で流れるゆっくりとした時間を楽しみましょう。

◎日時;2018年7月1日。9時から16時。※集合場所には10分前には集合してください。集まり次第里山部へ移動します。

◎集合場所
 カタクリ広場(旭川刑務所の正門前の坂道を登りきった所)住所は東鷹栖3線20号付近。
◎内容 ※当日の天候等で変更になる場合もあります。
 ・基本的なロープワーク3種程度(パラシュートコード使用)
 ・ブルーシートを使ってシェルターを作る
 ・ナイフの使い方
 ・焚き火の仕方。着火
 ・焚き火コントロール。鍋でお湯を沸かしてインスタントラーメン食べてみる
 ・焚き火の終わり方。
◎参加者の持ち物
 ・汚れても良い服装(雨予報なら雨具)
 ・帽子
 ・水
 ・お弁当
 ・たき火で炙ってみたい食べ物
 ・マッチorライター
 ・ブルーシート(180×240。こちらがタープ用のシートして使用します。写真映えを求める方は青以外の色がおススメです。)
 ・鍋(真っ黒に焦げます、一人分のインスタントラーメンができるくらいのサイズで可)
 ・食器
 ・箸
 ・コップ
◎以下はお持ちの方はご持参下さい
 ・ナイフ(どんなものでも可お気に入りを持参してください)
 ・スコップ(サイズ問わず)
 ・ペグ4本(種類問わずテント用が好ましい)
 ・ゲンノウ(金づち)
 ・パラシュートコード150cm*8本
◎参加費】
 ・1人2,000円
◎参加対象】
 ・どなたでも。※中学生以下は保護者同伴。
◎参加人数】
 ※2018年6月8日現在であと2名。


【講師紹介】
紀國聡(きのくにさとし)氏
ドリーム・ラヴァー(株)代表 オモシロ部部長/Japan Bushcraft School公認シニアインストラクター
プロフィール

http://bushcraft.jp/jbsinstructors/#kinokuni

 

以上です。

 

なかなかにマニアックな感じですが(笑)

それでは、森で!!

Youtubeはじめました。

しみずです。

 

写真では伝わりにくい音とか感情とか、伝えるためには動画しかない!

 

と思って、Gopro買いました。

 

そんで、YouTubeもやりだしました(笑)

 

やり方わからなくて、チャンネルの名前が『里山部清水』という、、、、ださっ(笑)

登録した時点がチャンネル名になるのか。

 

まぁいいやそこは。

 

不定期ですが、キコリの日常や、様々なノウハウ系、風太と遊んでるだけや、趣味の釣りと絡めた内容、大人の遊び!?などなど、内容もざっくばらんにお送りしていきたいと思い合います。飽きるまで(笑)

 

チャンネルは、こちらです↓

登録すると、どんなメリットがあるのかな、アップロードされたときに通知がいくとかかな?よくわからんですが、ご自由にどうぞ!

www.youtube.com

4歳児にゆだねる、比布町までの旅。

しみずです。

4月29日に参加したNHKディレクソンの影響を受け、『あー旅してぇ』と思って我慢できなくなりました(笑)

 

ただ旅に出るのはつまらないので、息子の風太に全部ゆだねる旅にしよう!

ということで、4歳児に全ての主導権(時間の使い方も)をたくし、パパは財布係と、カメラマン。※スマホによる検索も使用禁止。

 

スタートは、旭川駅。目的地は隣町『比布町』。

4歳にとって隣町までの旅はどう感じるのか。風太は最近、電車が好きなのと、数字が読めるようになってきたので、JRで比布駅まで行き、あとは徒歩による冒険。

 

軽トラを預ける所からスタート。いざ、旭川駅へ。

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ディレクソンの同じチームで、ワカモノから散々言われた『遊ぶ場所がない旭川の街』を駆けぬける。彼にとって、駅以外眼中にないのか、4歳児には目を引くものがないのか。

駅に到着するやいなや、パネルに即食いつく。いつのまにそんな電車好きになったんだ!?

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パパ『比布は350円だからこれで足りる?』

風太『いちまるまるまる(1000円)だから大丈夫』千円札を伸ばして入れるのに苦戦。

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エスカレーターをのぼって、走ってどこかに向かう風太

パパ『比布に行きたいから何番に乗るの?』

アナウンス『7番線から比布行き・・・』

風太『そっか7番だ!こっちでいいのかな』

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風太『早く乗らないと出発しちゃうから早く!!』

出発まで20分ある(笑)

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アナウンス『7番線より比布行・・・』

風太『この電車であってる!良かったね!』

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アナウンス『次はしんあさひかわー・・・』

風太『ここじゃないよね。』

アナウンス『・・・次は終着比布駅』

風太『ここだ!早くリュックしょって!』

『切符はここ?ありがとうございましたー』

 

終着比布駅に到着。しばらく電車の観察をしまくる。

風太『連結部分がどうのこうの・・・』

パパついていけん。どこから仕入れた知識だそれ。

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降りてからは、完全に風太にゆだねきる旅。

お腹空いたからお店を探すことに。比布駅のパンフレットを見て、店選び(文字と地図は全然読めないから写真から判断。ラーメンを食べにいくことに)。

 

この日、比布駅内のカフェが定休日で休みだったのです。

まさかこれが、壮大な濃ゆい比布町民との繋がる、旅の始まりになるとは(笑)

 

パパ『好きなように歩け、わからなかったら人に聞くんだよ。』

おもむろに、歩き出す風太

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風太『この自動販売機はどうしちゃったんだろうねぇ。変だねぇ。』

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風太『パパ!ここの水たまり、ハートの形してるね!』

『ここの水ながすところの網が変だね!』

・・・

店までの場所がわからず(パパも)、しばらく歩くとエネオス(ガソリンスタンド)が。風太エネオスのオモチャがあって、エネオスが大好き。

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パパ『エネオスの人にラーメン屋さん聞いて見るか。風太聞いて見て』

風太『ここに行きたいんだけど・・・』

スタッフのお姉さん『あーここねぇ、去年閉じちゃったのよー。』

風太『・・・』

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あてもなく歩いていると、なんかやってることに気づく。

パパ『そば作ってるんだ!』

風太『そば食べよう!すいませーん』

お店のお母さん『ごめんねぇ、ここお食事処じゃなくて、そばの麺を売っているところなの』

風太『・・・』

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少し疲れた風太

こうなりゃ、もう歩いている町の人に聞くしかねぇ。パパが聞いて見ると、、、

まさかのスナック。お昼もやっているときがあるとかないとかあるとか。

でもやってなかった。

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パパは腹減って死にそうだったけど、風太はそれでも、自分なりに楽しみを見つけて歩く。『この電線は・・・』『このゴミは・・・』『喉かわいたちょっと休憩・・・』

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やっとこさ見つけて、着いた!

喫茶そよ風にのって

 

ここで、とことん可愛がられる(笑)そして店内のお客さんたちの仲の良さがすごすぎて、超にぎやかに。

山を持っているおじいちゃんも現れて、まさかの林業談議になる。

おじいちゃん『松なんてあんなもん植えたってダメだ。雑木がいいんだ!』

パパ『ん!?この人は話が分かる人だ!?おじいちゃん、山もっているんですか!?』

 

パパ『これは宣伝するしかねぇ、風太チラシくばってこい!』

風太里山部です~』  GJだ息子よ。

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カレーとうどん頂きました。美味しかったです!

 

食事後は近所の公園でめっちゃ遊ぶ。遊具がなくてもひたすらにかけまわり、かけまわり・・・

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びしゃびしゃになり、コケて泥だらけになり・・・

※パパは一切怒らない。口ださない。どうするか観察してた。すると・・・

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1人反省会が始まった!!!!

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パパは慰めない。ただ、カシャ!カシャ!とiPhoneで写真撮るだけ(笑)

 

すくっと立ち上がり、カバンから相棒(しろくまのぬいぐるみ)を取り出し・・・

相棒と一緒に楽しみ始めた。

花壇では、

風太『お花に水をジャー』

トラックを見つけてナンバープレートの数字を読み

『・・・なな、ろく、、、』

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風太『おんなじシロクマさんだぁ』

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風太『ねこさんだぁ。シロクマさんだよー』

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最後にママにお土産。先ほどのぴっぷそば工房さんより、おそばを買わせていただきました。

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駅に着いたらまさかの1時間待ち。

(え、13時発が1本もない・・・14時27分だと!?)

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1時間、比布駅の砂利で遊ぶという時間の潰し方(笑)。さすが、ぴっぷの語源となっただけある。砂利の魅力半端ない(笑)

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がっつり砂利だけで遊び。

風太『やっときたぁ。』こちらは快速。すぐに旭川に到着する。

風太『さすが快速だねぇ。快速って早いねぇ。』

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旭川駅に到着するとアイスを食べて回復し、

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走って帰ろうとするとコケて・・・

風太『いたたたた。血、血でてないから大丈夫だ!!』とすぐに立ち直る。

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帰りの軽トラの中では、ぐっすり。。。

そりゃそうだ。よく頑張ったわ。

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そして今、ママにお蕎麦のお土産を渡し、今もこのブログの内容を順に興奮気味に話している(笑)

徒歩ならではのローカルな旅、人と出会う旅の良さを感じる。そして子どもを甘く見てはいけない(笑)

 

素敵な一日をありがとう風太

そして今回出会った比布町民の皆さま、お世話になりました。ありがとうございます!

白老遠征③ 伐採後の木材 平取町地域おこし協力隊募集等のお知らせも

しみずです。

先に告知と報告です。

 

里山部の事業、見直しました。ホームページよりご確認ください。

https://www.satoyamabu.com/

◎山林の立木買い取りを始めた他(あなたの山林で自伐型林業をさせていただきます)

◎カムイノミから始める伐倒と称し、アイヌの方たちが、アイヌ館などで木工体験の際に使う木材調達にキコリが協力したい

 

と思っています。シナとかハルニレとかアイヌ文化になじみのある木を伐採する前に、事前連絡いただけたらカムイノミを行うまで伐採を保留するものです。

業界で、薪が若干値上がりしておりますが、とりあえず今年はまだ値上げしないで行きます。

 

☆札幌での自伐フォーラム、盛況でした。100名ほどの参加者が集まり、関心の高さを伺えました。北海道自伐型林業推進協議会では、札幌と洞爺湖で自伐塾の研修を行います。

http://hokkaido-jibatsukyo.org/yoseijuku-2018/

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また、平取町が地域おこし協力隊として自伐型林業者を募集しています。これは熱いです。

 

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さて、時間が空いてしまいましたが、自伐フォーラムの時に大西さんのプレゼンの中で伐った木材の出口の内訳が、一目瞭然にでてました。

これです。

 

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これに準じた採材を山でおこない、会社の広場まで搬出、それぞれに加工を行う流れでした。

人数もやはり山3人、それぞれの加工で4人~5人、販売・発送する方も2,3人とそれくらい人がいる規模の数値です。

 

そして、これからの里山部もこれがメインな形になりますが、個人なので、この10分の1を目指します。

また、旭川ならではの木材の出口を確保していきます。まずはやってみないといけない。有志の方達と一緒に、山に育てられたい。

・・・以上です。

個人的には今回の現場の分析を、ゆっくりしているところです。今回の報告会・勉強会が旭川で開催できたら面白いですね。

 

 

まだ、里山部の森は車では入れません。雪があって。

徒歩なら余裕でいけますが、まだ少し、道具あつめに走っております。

いらなくなった、破損した、木製パレットありましたら頂きたいです。軽トラで回収にいきます。ご連絡ください。

パレット大量に集めて、薪棚を作る予定なんです。買うよりも、捨てられる勿体ないパレットが数多く眠っているはずなんです、その寿命を使い切りたいんです。

 

また、山林、立木の買い取りも行いますので、お問い合わせください。

 

 

 

僕が白老に行ってた期間、YAMABITO'sの活動も活発で、当麻町でも里山部と同じように山林シェアに近い活動が始まりました。森が楽しいと気づく人たち、里山コミュニティの拡大がより一層拡大しました。

その活動と人脈が拡大するほど、森では飽き足らず、山に目を向ける人もでてきます。

 

近いうちにそういう人が出てくるはずです、僕はその先を見たい人たちのために、今年は森で遊ぶ時間よりも、地域の山に、時間をかけたいと思います。

 

 

最後に、息子用の自転車頂きました。

息子にはまだ大きいみたいですが、すごい気に入っております。黒川さん、ありがとうございますっ!

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白老遠征2  作業編

しみずです。

 

東京から、旭川へ戻ってきて、いよいよ里山部スタートです。

まだ森には残雪がありまして、まだ行ってません。

事務作業が沢山あって、まずはこちらを終わらせるのに必死です。看板もつくっています。里山部の森では、シラカバ樹液は15日頃から採れそうです。

 

 

さて、白老の山の現場では、主に山に入るチームは、3人でした。

いきなり伐るのではなく、ブルが木材を引っ張る集材路をめぐらせ、土場を作ってからスタートでした。この集材路と土場との距離感や場所が効率を作用します。

 

また、白老の山は土が30cm程の深さまで凍結するため、表土を軽くさらっただけで、あとは凍るので簡単に、スピーディーに道を付けることができるようです。それでいて固く重機が走っても壊れない。

※ただし暖かくなると土がとけて、ぬかるんで最悪になります。

 

伐倒と集材が1人(ブルとチェンソー)、土場まで集材された材を造材するのが2人(チェンソーとユンボ、人力)。

伐倒後はブルの後ろにワイヤーで繋げ、ある程度枝払いをしたのち、ほぼ全幹を5~10本(大小様々なサイズ)を1度に引きづって土場まできます。

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土場に木材が来たら残りの二人が、樹種と、径、木の状態によって、それぞれサイズにあった最大付加価値が出せるように造材をします(この詳細は、勉強会でも開いたときに紹介します)。1尺や3尺、5尺、時々250cmの銘木など。

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だいたいこのサイクルを繰り返しました。

ブルがくる時間間隔はだいたい30~40分のサイクル。

それまでに二人で造材しまくって、材を整理して置いて、目立てしてと次のサイクルに備えます。結構余裕ないです。

 

ここでは、ホダギが即金になるため、ホダギを1日に大量に作る必要がありました。

現在、著しいホダギ不足があちこちであるようですね。作れば売れる状況です。

しかし、ホダギもきちんとした見方があるんです。不適当な作り方や、材の見方はダメですね。

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ある程度のほだぎの本数ができたり、出荷するときなどは、軽トラに積んで山林内を移動しました。林内作業車よりもスピードがでるのと、だいたい150本ちょっと(層積1.6m3ほど)乗るので、俄然ここでは、軽トラが有利でした。

ホダギ以外の材も、普通に軽トラの方がよかったですね。北海道なら林道がちゃんとしていたら、軽トラ集材・搬出でいいかもです。僕はこれでいきます。

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結構簡単に紹介しました。

流れはシンプルでかつ、効率よく生産できました。ホダギなら一日で200本~500本。それ以外の丸太は薪用や炭用や用材になるので、結構いい生産量でした。

 

3人それぞれが、役割を効率よく動かないとどっかで詰まります。

目立てを早くすませないと、待ち時間がでます。

 

初めての人でもこんだけ一日、玉切りして、目立てしてを繰り返していたので、1カ月くらいで相当な上達をしていました。目立ては完璧。作業も僕より早くなっていたり(笑)

 

チームの強さってありますね。

 

 

さて、今年度の僕は、昨年と一緒で、人力あるのみです(笑)

山の中なら庭木と違って、どんな木でも伐ることができますし、対処もできます。

材を運ぶのは、「漢気」一つです。漢気搬出です。人力でぶんなげるのみ。

手割り、手積み。

 

まぁ、体が動くうちは、山に挑んでいくだけです。

白老遠征① 気持ち。

しみずです。

 

お久しぶりです。

12月からの白老キコリ遠征今日で終わりました。

たくさん、たくさん思ったことがあって何を書こうか。

まずは気持ちかな。

 

こういったら語弊はあるかもしれないが、1本の木を伐る時、「木の命を奪っていきる林業、はたまた何とも思わない」か、「必要だから森の恵みを頂くというアイヌの精神」と思うか。

 

今まで見てきた世界は、圧倒的な物量の丸太を前に、やはり、林業というイメージが強かった。

 

僕にとっては、こんな本格的なチームでの作業は初めてだった。

1本の木に対して、人が様々に効率よく動く。

木と対峙するには体力やパワー、刃物を研ぐ技術、危険回避する能力、諦めず、継続していく力が、メンバー全員に同じように必要だった。

 

「一次産業は人の3倍働かないといけない」最後に社長が言ってた言葉が身に染みた。

1人の人間が1倍力で、対峙できるスケールじゃないんだ、木、1本って。

 

 

 

僕のイメージだが、ほぼほぼ仕事で「人手不足」といわれている社会で、あえて林業を選ぶという選択肢はなくて当然だと思う。

 

日常的に死と隣り合わせ(大袈裟かな、でも死亡事故はなくならない)し、怪我の程度も大きいものばかり、山という過酷な環境に身を置き、体力の限り肉体労働をする。

給料は会社によってさまざまだけど、それこそ、一般事務と同じような金額だったら安全なそちらを選ぶ。

というか、パソコンやってる人のほうが現場で働いている人以上もらっているとしたら、お金の面だけ考えると、こんな状況に身を置かれてたら「やってられっか」ってなるのは普通。

 

そして、山は、、、皆伐だったらはげ山になってしまう。自分たちがそこの山を壊したんだ。植えればいいとかそういう問題じゃない。またそこが山になるまで長い年月がかかるし、そもそも、植えなくたって継続して山はあり続けることができる。のに伐るしかない時もある。

地域の人たちは景観に無関心なわけじゃない。

・・・過酷な現場で、かつ精神的にもそんな責任を負って仕事をする。

 

このままで、ワカモノが、林業に、集うだろうか。

 

別にこなくても、高性能な林業機械は、慣れれば誰でも操作して一定以上の効率があげられるから、若者じゃなくても、構わないような気もする。

 

 

 

だけども、来たがる(林業やりたがる)人がここにはいた。

これは自伐のスタイルに若者が賛同しているからだと思う。

 

たくさん、効率よい作業ノウハウを学んで、僕も「林業」ができると確信した。

でも、やっぱりなんか、まだ、里山部のスタイルは通し抜きたい気もある。

 

今日、東京からきてまだ数か月の人が初めて伐倒した。

「木の命をもらうっていう感覚がわかった。これは責任と、材を無駄にしちゃいけないという気持ちが強く伝わった」と言っていた。

量をこなし、ベテランになればなるほど、たぶん、忘れて行く気持ちだろう。

 

僕はその気持ちを常に持ち続けてきた。僕は人より多くの命を奪っていきている。木を殺し、ネズミを殺し、コウモリを殺し、普段の食べ物は人並みだ。人より多くの生き物を手かげているのは事実。だから忘れちゃいけない。

 

まだこの気持ちは貫き通したい。

林業だ、仕事だからと割り切ることなく、そこは明確な意思を持って、誰に売るかわからない伐採はしない、自分の気持ちに反する伐採はしない。材を無駄なく使う。ストーリーを消費者に伝え、一緒に森と成長する。切り株に会いに行けるような森を維持しておく。

里山部の行為が良いか悪いかは、残された森と地域が決めてくれるはず。地域に森があり続け、必要な資源として有効に使われることで、森は本質的な地域資源だと、人々が気づくまで。

いや、僕の財力が尽きるのが先か(笑)

 

たぶん、森で仕事したいワカモノたちは、物量で稼ぐことよりも、こっち(自分の生き方の豊かさと、木の価値観の再認識)を意識している人が多いと思う。

だから里山部にもたくさんの人たちが集まってきてくれた。

 

小規模だからこそのキコリスタイル、もう少し続けたいなって思う。

そしてこの自伐のスタイルを上川管内でも実施していきたいと強く思っている。

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