里山部-satoyama-活動(東鷹栖)

小さな森の山主が始めた個人事業ブログ

山主の怒りと、里山部のこれからのミッション。

しみずです。

 

色々と、クラウドファンディングを使おうと、数か月前からあれこれ、模索して『よし、これでいこう』と思っても、ページを開いて概要を書いている最中に、、、『これ書いてる時間あるなら、自分の足で稼いだ方が俺は早いわ』ということで、3回くらいやろうと思っていたことが、全部自力でできちゃいました。

『自分のことは自分でやれ!』と父から子どものころから言われていた言葉が今になって、非常に心に突き刺さり、動力になっています。

 

 

でかい目標だった、「山守として、100haの森に接するキコリ」も、つい先日に、素敵な山主と出会ったことがきっかけで、一緒に何かやれそうな流れになっています。

里山部が現在、少なからず関わっている山林の面積は、122haとなりました。

ほとんど別地域の山林ですので、全部一辺倒の自伐をしていたら、面白みがありません。これから、それぞれの性格をもつ山主と山林に、特化した自伐を展開していきます。

 

僕は究極のキコリを目指しています。技術もさることながら、山主の信頼と、地域に貢献でき、フォレストユーザー(無意識に木を使う消費者含め)たちにストーリーを紡ぐ、本質的なキコリです。

 

キコリは山主に信頼されなきゃいけない存在ですが、それが現行の林業では、なかなかできておりません。

地域の山主さんとお話をする時、ほとんどが愚痴から始まります。現行林業は、ほとんど、山主とヤマを見ていないからでしょう。昨日、最近関わりを持った山主さんと話しをした内容です。

 

※大体山主さんの言葉、そのままを書き込んでいます。乱暴な表現があるかもしれませんが、あえてそこも書いています。

いつの事かは、定かではありませんが、今ではなく、昔の話でしょう。

 

「俺の山に業者が入っていって行ったとき、組合の人は業者(下請け林業会社)にペコペコして頭を下げていった。そういう構図なんだろう。南部森林室の人は、『絶対にこの木は伐らないでという木には、印をつけるなり、きちんと説明したほうがいい』とアドバイスをくれたから、その通りにしたんだ。山主がえらいわけじゃないのは、わかっているが、えばりながら、俺の山にはいっていく様は気に入らなかった。挙句の果てに、守りたい木(抱えきれないくらい大きな木)すら気が付けば伐られて、無かったんだ。全部持って行かれて、ひどい目に合った。あいつらはう〇こだ。」

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と。

 

さて、山主の怒りは、我々消費者には、ほとんど届きません。

 

届かなくしているシステムなんです。

 

 

皆さん、

これは「北海道材」なんですよ!

と言われた商品を見たら、なんとなく、「良いですねー!!」ってなりませんか。

道産材なんですよ!いいですよねー!って。

 

しかし!!!!!

 

もちろん全てとは言いませんが、以下にあるような流れで、我々の暮らしに来る木がほとんどでしょう。

・・・その材は、山主の怒りが含まれた材である可能性が高いです。

それに気づけません。気付くシステムなら消費者が購買意欲を無くすからです。気づけないようになっているんです。

 

だいたいの仕組みを紹介します。

 

補助金をとってくる(主に組合等)

②業者が補助金に沿った作業をする(山を見ず、補助金をみた作業をやれれば飯が食えるので、あとの山は知らん。全部伐った方が儲かる。)

③でかい木は銘木市などに出品する。

④家具メーカーやクラフトメーカーがその木を買う。

⑤その商品を消費者が買う。「北海道の木を使ってます!!いいでしょー!」

 

僕は最近、こう思ってます。

道産材とみたとき、どこの誰の山から、誰がきって、山林がどうなったかその情報がない場合、「あーあ、どこぞの山主やられちゃったなぁ」とむなしく感じてます。

 

消費者が、上流(山サイド)の仕事を見て、知ってしまったら、購買意欲なんて湧かないと思います。だって、自然破壊にお金を払って、それを助長していることを知ってしまうのだから。

 

この表現、過激だと思いますか。

 

周りにはげ山が増えていますよね。

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全部伐られた木はどこに行ってるかわかりますか。

普段の暮らし方からは、99%追跡不可能です。闇です。

 

僕も最近、行政の方と一緒に打ち合わせや仕事をするようになりました。人はいい人なんですよ。皆さん。

林業のシステムがなんだかおかしいですよね。

良い人だからこそ、このシステム変えていってほしいです。

 

赤字しか生み出さないシステムを昔からやり続け、現在もそれを支援しています。「俺かんけいねー!」と思っている皆さんの全員から税金取られるんですよ。1000円搾取されます。森林環境税です。どっぷりと全国の森に、今後使われていきます。

  1. 個人の市町村税に1000円を上乗せする(標準の住民税に上乗せするので超過課税と呼ばれる。約6200万人が対象で、620億円前後という相当大型の新税になる)。
  2. 税収は国が集めて特定財源にし、必要とされる市町村に配布される。
  3. 使途は間伐などの森林整備、人材の育成、道路の整備、機械の購入など。

 

もう、里山部が金さえ稼ぐための林業事業体なら、どっぷりと使いたいですね(笑)「いえーい、こんな機械買って、あなたの山林全部伐ってやったぜー!!めっちゃ儲かったぜー!!!全国の皆さん、税金払ってくれてありがとー!!」みたいな動画をYouTubeで流したら荒れそうですね(笑)

 

でもまぁ、きっとそういうことになるでしょう。

 

だから僕と関わる122haの山で、これからなすことは、オープンな林業

そして、「木のモノは良い」と本質的な意味を知る、消費者を選んで提供していきます。

 

課題は多いです。

①消費者の意識改革:地域資源を消費しまくっていることに気づいていない。持続可能かどうか、木のモノを買うときに考えていますか。身近な例えで言えば、マングローブの炭ですよ。

 

②山主の意識改革:既存のシステム、現行林業の当たり前さに、諦めないで!何が出来るかはそこの地域、山主それぞれです。考えて行きましょう。木は伐ったら終わりなんですよ。

 

③上流側の意識改革:惰性で動く、伐っちゃいけないと思っている木でも、伐らなきゃいけない今の社会。キコリである以上、森の生命を奪っているのは自分。時には、強い意志も必要だと思う。地域資源を活かすも壊すも、最初で最後の砦がキコリ。チェンソーを持つ覚悟を甘く考えてはいけない

 

④作り手の意識改革:ナラ材、20万、〇〇工房。だけの情報では少なすぎます。つくる側からしても、山林に敬意を払ったことを示す何かが必要でしょう。モノづくりが好きな人達は、木が好きなんです。でも、とめどなく流れてくる木材に遅れをとらぬよう、忙しい加工の毎日。森なんて知るヒマねーよ。という話もよく聞きます。これは、、、どうしたらいいんだろうね。

 

沢山あるんですよ。

今までのことが当たり前だったんですから。

 

でも今までのことは、少しでも知ってしまったら矛盾だらけです。

木育を進めていくと絶対、子どもたちも気づきますよ。

それを大人が「産業だから仕方ないんだよ」と封じ込めて、当たり前にしていくのが、なんと恐ろしいことか。

 

 

さぁ!!

どうしたらいんだ!!!!!おれは未だに、わからんぞ!!!

こんなことずっと考えて、1年、自分なりに実行してきた。

1人だから、とってもゆっくりな意識改革だけど、山から気にする人たちが増えてきたのも事実です。ありがたいことに。

 

ほんとは、この問題にNPOとかが立ち向かっていくべきだろう。

なんだか勝手に使命感にかられて1人で頑張って、正直疲れてきたよ(笑)

 

いや、でも、こうした出会いがきっかけで、山主さんからの怒りがパワーになって、動いているのも事実。

 

今日はそんなことを、山主の怒りを代行して書きたかった。

 

道産材の本質を目指そう。里山部。勝負だ!!現行社会!!!

里山部、活動報告、ある意味ミッション達成です。

しみずです。

 

 

沢山報告がありますが、もう、全てを書くと本が一冊できるので、ぐっとこらえて要約して(笑)それでも長い!

 

 

◎山サイド◎

僕が、旭川ならできると信じて活動していた、自伐型林業の、新しい木材の出口。森の5・7横丁さんの看板などでも証明してきましたが、地域の森の木の価値の再認識。

それが旭川大学の横田ゼミナール皆さん、原さん(木工のプロ)と一緒に活動してきて、実現されました。モデル第一号です。後日ユウチューブにて、動画をアップします。

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この横田ゼミは、アサヒカワデザインウィークにも参加されますが、注目していただきたいのは、加工されたワイルドな『形を意味する』デザインはもちろんのこと、広い意味での『地域資源の有効活用をするというデザイン』が実現されたことに本質的な意味があります。

これが新しい林業の始まりだと思っています。木育とは質が違います。

これは林業です。

f:id:shimizu-satoyama:20180619111705j:plain ←看板になったアズキナシ伐採前。

普段誰にも目を向けられない山の木が、こうやって旭川家具デザインウィークに、姿を変えて進出してきたんです。しかも、身近な森から、普段みなさんが見慣れている木のサイズですよ。特別に大きな木とかではありません。

 

パルプにいくなら一本1000円もしないでしょう。人知れず、パルプになるか燃やされるか、何十年もいきたのに。

木を扱う人たちが、あまりにも木を軽視しているんです。その1本の価値や、存在意義を。

 

 これは違います。手を入れるべき森に学生がはいり、欲しい木を選び、山主に対価を払い、自分たちで林業を行い、木工職人さんと協力のうえ、『地域の木』の本質を提供しているんです。

大きな一歩。そして里山部が目指すことが可能だということがわかり、これはもう、ますます加速していく他ありません。

 

 今考えているのは、前回ユウチューブ(https://www.youtube.com/watch?v=zOxNcA7i0lc&t=319s)でも紹介したように、もっとマクロな地域家具をつくろうと思っています。『江丹別家具』『東鷹栖家具』『当麻家具』。つまりこれは材の出口側の話ですが、結局のところ、自伐型林業を行わないと、新しい森林法案のせいで、身近な森がどんどんなくなって山主にも、地域の人たちにも、ひいてはその市町村にもなんらメリットが生まれない時代に突入してしまったのです。

『産業』だから仕方ないと、自然破壊していいと思ってるんですか。

産業と環境は両立できるし、していくべきなんです。

地域にないものをねだるんじゃゃない。あるものをとらえていくスタイル。

 

このように、里山部は地域資源を有効利用していきます。

使っていない、里山部に託したいという思いのある山林がありましたら、ぜひご一報ください。

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 シラカバのテーブルと、アズキナシノ看板。

 

◎森サイド◎

心を豊かにする森サイド。

里山部の活動が始まって1年と少し、活動に賛同していただける方もぐっと増え、YAMABITO'sのグループは100名を超す、ヤマビトだらけになりました。このグループは実際に森で出会った人しか基本的に入れないグループなので、それだけ森で出会ってきたってことですね。ありがたいことです。すでにYAMABITO'sや里山部のイベントで各森に来た人たちは120名(数か月前)を超えており、遠方からお越しの方、外国人の方まで巻き込むようになりました。代表の栞ちゃん(20代女性、森は全く未知の領域から入った人。)に任せて良かった。

 

こんな若者4人(1人東京だけど)だけの任意団体が、ここまでの機動力、地域資源の有効利用、里山コミュニティー形成、をしてきて、地域を少しずつ変えてきているって、すごくないですか。環境団体のNPOとかに負けてない。

環境省あたりから表彰されてもいいですよ。

まってますよ環境省(笑)

 

また、こうした活動を通して、自身でも山林を持って、森のある暮らしを実現される方、イベント時のみ山林シェアする方などが増えました。これも、すごいことですよ!!名前はふせますが、三笠と、当麻です。

 そして今、北見にも出来るかもしれません。北見は里山部の北見支部ができそうな予感です。まだ現地調査等行ってませんので、はっきりとお約束はできませんが。もしそうなれば、北見で自伐をやりたい人に、山守をさせたいと考えています。北見で僕みたいに森林シェアや、プチ林業やりたい人いたら、注目していてください。確定しましたらまたブログ等で報告いたします。

 

もう正直、山サイド、森サイド、どの活動をとっても、地域のおじいちゃんたちの合言葉『山は稼げない』、『森をもっていてもしょうがない』というこの言葉は、古いんです。なんとか、この現状を打破しようと思って、ほぼ怒りに任せて活動してきたかいが本当にありました。

もう里山部、ゴールしたといっても過言じゃない。

あとは、次の若いやつらに任せたい(笑)

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森にアーティストを呼びました。様子はこちらから→

https://www.youtube.com/watch?v=ypU9k2CSxfk&t=240s

 

 

◎社会貢献サイド◎

ときわプレーパークというのを、ご存知でしょうか。

いま、旭川大学の清水ゼミの学生さんたち、他の団体さんふくめ、チーム名『はだしになって』という団体が、『外遊び』をテーマに、その必要性や、どういう条件で外遊びをしたくなるか、外遊びの効果などを、数値化し、見える化することで、地域の公園との関わり、使い方、強いては森。。。がどうあるべきかを模索している団体です。

f:id:shimizu-satoyama:20180619111018j:plain f:id:shimizu-satoyama:20180619111247j:plain 里山部のシラカンバ丸太

やはり、大学の先生が入っていることで、こうしたことが数字でわかるようになるのが非常に面白い所です。

 

ときわプレーパークには、里山部は『火』・『生木』担当で出ています。

火遊びってね。

いいんですよ。

ここでは語りませんよ。もうみんな知ってると思いますから。

初めて火遊びする子なんか、ハマりますよ。火いいなぁ。木いいなぁ。って(笑)

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火は危ないからこそ、対峙して学ぶべき体の動かし方です。体育では教えてくれませんん。また、食に繋がるエネルギーにもなります(焚き火)ので、やはり暮らしとはきって離せません。

規制でがんじがらめのいま、常磐公園で、プレーパークの時だけ旭川市から承諾を得て行っています。こういう機会で、火の扱いや刃物の扱いに慣れている『キコリ』と一緒に遊んで学べることは、チャンスだと思います。その他にもプレーパークには様々なプロがいるんです。

地域の公園に『プロ』が集まって、子どもたちと遊んだり話せる機会があるって素晴らしいことですよ。

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この活動に参加できるのも、普段里山部の林産物やサービスを買っていただいている皆さまからの、売り上げの一部を使って、ボランティアでやっています。

僕としても、森にこれない子どもたちには、僕から出向いて、ゆくゆくは森で出会いたいし、いい広報にもなりますしね。

前回は300名あまりの皆さんと遊びました。すげー。

次回は、6月24日11時から16時です。

焚き火もやるけど、今度は、どんな木もっていこうかなぁ。サクラの木でコースターつくろうか!?

 

・・・里山部の収益が厳しくなると、ひっそりといなくなるかもしれません(笑)会場に寄付箱があるので、コーヒー一杯飲まれた方はそこに『ちゃりん』してくれると僕含め他のプロたちが助かります(笑)

いざ、地域の子どもの、親の、街のために!!!

キコリが役に立つんです!

 

 

 

 

 

 

◎ ◎最後に◎ ◎

木育マイスターの方へ。里山部としては、もっと活動を本質的なものだったらいいなって思ってます。

森から始まる木育を行いたい方は、里山部のフィールドを提供致します(もちろん有料ですが)。

どこの森から伐ってきたか、なぜ伐られたか、伐った後の山はどうなっているのか、木を扱うマイスターと名のつく以上、僕はそこも知っているべきだと思っています。

 

未だにそこを聞いてもちゃんとわかっている人に、出会ったことがないので、こんなこといってますが。写真で紹介するよりも、最初が森からスタートすればいいのになって。自分たちが木を使うために森から。

板・木材からスタートするのはあまりにも遠いです。

 

森は危ない、時間がかかる、お金がかかる

と様々なやれない要因をかかげて、やらないよりかは、一度おもいきった活動をされる人が出てくることを期待します。

 

本当は、北海道が認定しているのですから、道有林かしてあげてくださいよ!!!

 

山を持ってないマイスター多いはずですから。

やっぱりまだ名前負けしていると感じます。

マイスターって、ドイツの高等職業能力資格認定制度からとっているのかな。

 

だから、マイスターにふさわしい木育やりましょうよ!!!道有林が貸してくれないなら、民有林しかないんです。

今の時代、森と木を活かして、子どもたちや消費者につなげていくフィールドのキーとなるのは民有林です。

 

活かしていきましょう!!!あとは、地域を良くしたいと思っている人とガンガンつながって、できることをやっていくことが大事です。

ご相談ください。

イベント紹介です~なかなかマニアックな内容ですが~

しみずです。

 

フェイスブックに、インスタグラム、最近はYouTubeまで手をだし、なんかね。

今の時代についていくのは大変ですね(笑)

こちら、最新のYouTubeです↓ 

フェイスブックのほうが100倍再生数が伸びています。ありがとうございます。

僕が何してるかなんとなくわかるようで、わからない所が確認できますね(笑)

7日~10日間隔で更新していきたいですけど、、、どうなるか(笑)

www.youtube.com

 

さて、イベントの紹介です。

フェイスブック里山部ページに詳細があります。

が、ここでも紹介します。

 

①【カ(シ)作り&リペアワークショップ!!】

『カ』とか『カシ』とか『チャシ』とか、アイヌの方々それぞれの呼び方があるようですが、とにかくササぶきの小さな小屋を作ります。
 アイヌ文化の一つで、流行りを取り入れるのも特徴で、板壁で屋根が茅ぶきの建物も見せていただきました(二風谷最高)。
 昨年、圧倒的など素人達5人で、知識0、技術0、でもアイヌ文化の魅力に取りつかれて、想いを形にしたいという勇者たちが里山部の森に創っていきました。2m*2m。作業は全て人力です。
 しかし、旭川の積雪に、俺たちのササ葺き屋根が崩壊。柱も崩壊しました。
が!!ネズミが倒れた柱を良い具合に樹皮を食べてくれて、柱が見事に仕上がったという、ネズミまで手伝ってくれるという結果に!
 倒壊したカシを立て直し、流行りの(現代文明であるネジとか、チェンソーで挽いた無垢板とか)要素を取り入れて、今年こそ旭川の雪に負けない強固なやつを、、、1日で出来る分だけやります。
 倒れた分だけ、俺たちの想いと技術と精神が強くなり、アイヌ文化に育てられる超絶貴重な体験です。今回も前回の若者たち+新規参加者で行う予定ですが、平日(笑)少人数でやります。

◎日時&場所
 ・2018年6月29日9時ー16時。里山部フィールド集合。
◎内容
 ・アイヌを想い、自分を試す(カシをリペア、増強させる)。
  ※特別な技術はいりません。こちらは全員素人ですので。
◎持ち物
 ・アイヌの精神
 ・お弁当、水
 ・手袋
◎参加者
 ・年齢、性別問わず。あと1~2名のみ募集。※全員で4名~6名程の予定。
◎参加費
 ・1人、1000円。
  ※材料代に使います。保険は掛けません。怪我してもゆだねてください。怪我したときはそういうこと(森からのタイミングだった)とどうか割り切ってください。お願いします。即時の応急処置は致します。

◎最後に。
 ・旭川の川村カ子トアイヌ記念館、日本遺産に登録されました。おめでとうございます。また、白老のアイヌ博物館の方もおっしゃってましたが、本質的なアイヌの建物はもう個人で建てて守っていくしかないんだとも言ってました。(建築法や消防法にひっかかるため)。集まった僕らでその意識は、継承していきます!

 

 

②【Freedomキャンプ~林友、森に泊まるってよ~】

 突然ですが、白老で共に林業してきたトーマちゃん(林友)が、カシ作ったあとに里山部の森で泊まるようなので、なぜか、イベントにしました(笑)
各自自由に遊ぶイベントです。夜更かしして火遊びして、酒飲んで、トークしてってやつを森で☆
時間帯は18時以降入退場自由で、泊まりたい方は申請の上泊まれます。その際はテントを各自持ってきてください。
翌朝30日、10時までにはチャックアウトです。
◎日時
 ・2018年6月29日18時~翌日30日10時まで。里山部フィールド。
◎内容
 ・トーマちゃんを森で歓迎する。
 ・お酒と火と森と音楽(プレイヤー)と虫とコウモリを楽しむ。
 ・気が向いたら、ウィスキーを10倍美味しくする、生ナラコップをつくってそれで飲みます。ウィスキーにしてみたら、里帰りですわ(樽の素材がナラが多いため。またナラの生木特有の香りがウィスキーを美味しくしてくれます)。
◎持ち物
 ・自分の飲食する肉やお酒は各自持参です。
 ・虫よけ対策
 ・泊まる人はテント。
◎参加費
 ・1000円。泊まりたい人も。
◎参加者
 ・年齢・性別問わず、10000人まで。※お子さんの様子は保護者の方が必ず見てください。夜の森はおばけが出てくるので怖いですから。

 

 

③【旭川初!ブッシュクラフト体験!】

ブッシュクラフトインストラクター『紀國聡氏』を講師に招いて、里山部でブッシュクラフト(アウトドアのスタイル)を行います。
自然素材を主に使って、アウトドアに、原始的なひと手間の手法を学び、森で流れるゆっくりとした時間を楽しみましょう。

◎日時;2018年7月1日。9時から16時。※集合場所には10分前には集合してください。集まり次第里山部へ移動します。

◎集合場所
 カタクリ広場(旭川刑務所の正門前の坂道を登りきった所)住所は東鷹栖3線20号付近。
◎内容 ※当日の天候等で変更になる場合もあります。
 ・基本的なロープワーク3種程度(パラシュートコード使用)
 ・ブルーシートを使ってシェルターを作る
 ・ナイフの使い方
 ・焚き火の仕方。着火
 ・焚き火コントロール。鍋でお湯を沸かしてインスタントラーメン食べてみる
 ・焚き火の終わり方。
◎参加者の持ち物
 ・汚れても良い服装(雨予報なら雨具)
 ・帽子
 ・水
 ・お弁当
 ・たき火で炙ってみたい食べ物
 ・マッチorライター
 ・ブルーシート(180×240。こちらがタープ用のシートして使用します。写真映えを求める方は青以外の色がおススメです。)
 ・鍋(真っ黒に焦げます、一人分のインスタントラーメンができるくらいのサイズで可)
 ・食器
 ・箸
 ・コップ
◎以下はお持ちの方はご持参下さい
 ・ナイフ(どんなものでも可お気に入りを持参してください)
 ・スコップ(サイズ問わず)
 ・ペグ4本(種類問わずテント用が好ましい)
 ・ゲンノウ(金づち)
 ・パラシュートコード150cm*8本
◎参加費】
 ・1人2,000円
◎参加対象】
 ・どなたでも。※中学生以下は保護者同伴。
◎参加人数】
 ※2018年6月8日現在であと2名。


【講師紹介】
紀國聡(きのくにさとし)氏
ドリーム・ラヴァー(株)代表 オモシロ部部長/Japan Bushcraft School公認シニアインストラクター
プロフィール

http://bushcraft.jp/jbsinstructors/#kinokuni

 

以上です。

 

なかなかにマニアックな感じですが(笑)

それでは、森で!!

Youtubeはじめました。

しみずです。

 

写真では伝わりにくい音とか感情とか、伝えるためには動画しかない!

 

と思って、Gopro買いました。

 

そんで、YouTubeもやりだしました(笑)

 

やり方わからなくて、チャンネルの名前が『里山部清水』という、、、、ださっ(笑)

登録した時点がチャンネル名になるのか。

 

まぁいいやそこは。

 

不定期ですが、キコリの日常や、様々なノウハウ系、風太と遊んでるだけや、趣味の釣りと絡めた内容、大人の遊び!?などなど、内容もざっくばらんにお送りしていきたいと思い合います。飽きるまで(笑)

 

チャンネルは、こちらです↓

登録すると、どんなメリットがあるのかな、アップロードされたときに通知がいくとかかな?よくわからんですが、ご自由にどうぞ!

www.youtube.com

4歳児にゆだねる、比布町までの旅。

しみずです。

4月29日に参加したNHKディレクソンの影響を受け、『あー旅してぇ』と思って我慢できなくなりました(笑)

 

ただ旅に出るのはつまらないので、息子の風太に全部ゆだねる旅にしよう!

ということで、4歳児に全ての主導権(時間の使い方も)をたくし、パパは財布係と、カメラマン。※スマホによる検索も使用禁止。

 

スタートは、旭川駅。目的地は隣町『比布町』。

4歳にとって隣町までの旅はどう感じるのか。風太は最近、電車が好きなのと、数字が読めるようになってきたので、JRで比布駅まで行き、あとは徒歩による冒険。

 

軽トラを預ける所からスタート。いざ、旭川駅へ。

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ディレクソンの同じチームで、ワカモノから散々言われた『遊ぶ場所がない旭川の街』を駆けぬける。彼にとって、駅以外眼中にないのか、4歳児には目を引くものがないのか。

駅に到着するやいなや、パネルに即食いつく。いつのまにそんな電車好きになったんだ!?

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パパ『比布は350円だからこれで足りる?』

風太『いちまるまるまる(1000円)だから大丈夫』千円札を伸ばして入れるのに苦戦。

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エスカレーターをのぼって、走ってどこかに向かう風太

パパ『比布に行きたいから何番に乗るの?』

アナウンス『7番線から比布行き・・・』

風太『そっか7番だ!こっちでいいのかな』

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風太『早く乗らないと出発しちゃうから早く!!』

出発まで20分ある(笑)

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アナウンス『7番線より比布行・・・』

風太『この電車であってる!良かったね!』

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アナウンス『次はしんあさひかわー・・・』

風太『ここじゃないよね。』

アナウンス『・・・次は終着比布駅』

風太『ここだ!早くリュックしょって!』

『切符はここ?ありがとうございましたー』

 

終着比布駅に到着。しばらく電車の観察をしまくる。

風太『連結部分がどうのこうの・・・』

パパついていけん。どこから仕入れた知識だそれ。

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降りてからは、完全に風太にゆだねきる旅。

お腹空いたからお店を探すことに。比布駅のパンフレットを見て、店選び(文字と地図は全然読めないから写真から判断。ラーメンを食べにいくことに)。

 

この日、比布駅内のカフェが定休日で休みだったのです。

まさかこれが、壮大な濃ゆい比布町民との繋がる、旅の始まりになるとは(笑)

 

パパ『好きなように歩け、わからなかったら人に聞くんだよ。』

おもむろに、歩き出す風太

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風太『この自動販売機はどうしちゃったんだろうねぇ。変だねぇ。』

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風太『パパ!ここの水たまり、ハートの形してるね!』

『ここの水ながすところの網が変だね!』

・・・

店までの場所がわからず(パパも)、しばらく歩くとエネオス(ガソリンスタンド)が。風太エネオスのオモチャがあって、エネオスが大好き。

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パパ『エネオスの人にラーメン屋さん聞いて見るか。風太聞いて見て』

風太『ここに行きたいんだけど・・・』

スタッフのお姉さん『あーここねぇ、去年閉じちゃったのよー。』

風太『・・・』

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あてもなく歩いていると、なんかやってることに気づく。

パパ『そば作ってるんだ!』

風太『そば食べよう!すいませーん』

お店のお母さん『ごめんねぇ、ここお食事処じゃなくて、そばの麺を売っているところなの』

風太『・・・』

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少し疲れた風太

こうなりゃ、もう歩いている町の人に聞くしかねぇ。パパが聞いて見ると、、、

まさかのスナック。お昼もやっているときがあるとかないとかあるとか。

でもやってなかった。

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パパは腹減って死にそうだったけど、風太はそれでも、自分なりに楽しみを見つけて歩く。『この電線は・・・』『このゴミは・・・』『喉かわいたちょっと休憩・・・』

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やっとこさ見つけて、着いた!

喫茶そよ風にのって

 

ここで、とことん可愛がられる(笑)そして店内のお客さんたちの仲の良さがすごすぎて、超にぎやかに。

山を持っているおじいちゃんも現れて、まさかの林業談議になる。

おじいちゃん『松なんてあんなもん植えたってダメだ。雑木がいいんだ!』

パパ『ん!?この人は話が分かる人だ!?おじいちゃん、山もっているんですか!?』

 

パパ『これは宣伝するしかねぇ、風太チラシくばってこい!』

風太里山部です~』  GJだ息子よ。

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カレーとうどん頂きました。美味しかったです!

 

食事後は近所の公園でめっちゃ遊ぶ。遊具がなくてもひたすらにかけまわり、かけまわり・・・

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びしゃびしゃになり、コケて泥だらけになり・・・

※パパは一切怒らない。口ださない。どうするか観察してた。すると・・・

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1人反省会が始まった!!!!

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パパは慰めない。ただ、カシャ!カシャ!とiPhoneで写真撮るだけ(笑)

 

すくっと立ち上がり、カバンから相棒(しろくまのぬいぐるみ)を取り出し・・・

相棒と一緒に楽しみ始めた。

花壇では、

風太『お花に水をジャー』

トラックを見つけてナンバープレートの数字を読み

『・・・なな、ろく、、、』

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風太『おんなじシロクマさんだぁ』

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風太『ねこさんだぁ。シロクマさんだよー』

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最後にママにお土産。先ほどのぴっぷそば工房さんより、おそばを買わせていただきました。

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駅に着いたらまさかの1時間待ち。

(え、13時発が1本もない・・・14時27分だと!?)

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1時間、比布駅の砂利で遊ぶという時間の潰し方(笑)。さすが、ぴっぷの語源となっただけある。砂利の魅力半端ない(笑)

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がっつり砂利だけで遊び。

風太『やっときたぁ。』こちらは快速。すぐに旭川に到着する。

風太『さすが快速だねぇ。快速って早いねぇ。』

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旭川駅に到着するとアイスを食べて回復し、

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走って帰ろうとするとコケて・・・

風太『いたたたた。血、血でてないから大丈夫だ!!』とすぐに立ち直る。

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帰りの軽トラの中では、ぐっすり。。。

そりゃそうだ。よく頑張ったわ。

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そして今、ママにお蕎麦のお土産を渡し、今もこのブログの内容を順に興奮気味に話している(笑)

徒歩ならではのローカルな旅、人と出会う旅の良さを感じる。そして子どもを甘く見てはいけない(笑)

 

素敵な一日をありがとう風太

そして今回出会った比布町民の皆さま、お世話になりました。ありがとうございます!

白老遠征③ 伐採後の木材 平取町地域おこし協力隊募集等のお知らせも

しみずです。

先に告知と報告です。

 

里山部の事業、見直しました。ホームページよりご確認ください。

https://www.satoyamabu.com/

◎山林の立木買い取りを始めた他(あなたの山林で自伐型林業をさせていただきます)

◎カムイノミから始める伐倒と称し、アイヌの方たちが、アイヌ館などで木工体験の際に使う木材調達にキコリが協力したい

 

と思っています。シナとかハルニレとかアイヌ文化になじみのある木を伐採する前に、事前連絡いただけたらカムイノミを行うまで伐採を保留するものです。

業界で、薪が若干値上がりしておりますが、とりあえず今年はまだ値上げしないで行きます。

 

☆札幌での自伐フォーラム、盛況でした。100名ほどの参加者が集まり、関心の高さを伺えました。北海道自伐型林業推進協議会では、札幌と洞爺湖で自伐塾の研修を行います。

http://hokkaido-jibatsukyo.org/yoseijuku-2018/

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また、平取町が地域おこし協力隊として自伐型林業者を募集しています。これは熱いです。

 

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さて、時間が空いてしまいましたが、自伐フォーラムの時に大西さんのプレゼンの中で伐った木材の出口の内訳が、一目瞭然にでてました。

これです。

 

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これに準じた採材を山でおこない、会社の広場まで搬出、それぞれに加工を行う流れでした。

人数もやはり山3人、それぞれの加工で4人~5人、販売・発送する方も2,3人とそれくらい人がいる規模の数値です。

 

そして、これからの里山部もこれがメインな形になりますが、個人なので、この10分の1を目指します。

また、旭川ならではの木材の出口を確保していきます。まずはやってみないといけない。有志の方達と一緒に、山に育てられたい。

・・・以上です。

個人的には今回の現場の分析を、ゆっくりしているところです。今回の報告会・勉強会が旭川で開催できたら面白いですね。

 

 

まだ、里山部の森は車では入れません。雪があって。

徒歩なら余裕でいけますが、まだ少し、道具あつめに走っております。

いらなくなった、破損した、木製パレットありましたら頂きたいです。軽トラで回収にいきます。ご連絡ください。

パレット大量に集めて、薪棚を作る予定なんです。買うよりも、捨てられる勿体ないパレットが数多く眠っているはずなんです、その寿命を使い切りたいんです。

 

また、山林、立木の買い取りも行いますので、お問い合わせください。

 

 

 

僕が白老に行ってた期間、YAMABITO'sの活動も活発で、当麻町でも里山部と同じように山林シェアに近い活動が始まりました。森が楽しいと気づく人たち、里山コミュニティの拡大がより一層拡大しました。

その活動と人脈が拡大するほど、森では飽き足らず、山に目を向ける人もでてきます。

 

近いうちにそういう人が出てくるはずです、僕はその先を見たい人たちのために、今年は森で遊ぶ時間よりも、地域の山に、時間をかけたいと思います。

 

 

最後に、息子用の自転車頂きました。

息子にはまだ大きいみたいですが、すごい気に入っております。黒川さん、ありがとうございますっ!

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白老遠征2  作業編

しみずです。

 

東京から、旭川へ戻ってきて、いよいよ里山部スタートです。

まだ森には残雪がありまして、まだ行ってません。

事務作業が沢山あって、まずはこちらを終わらせるのに必死です。看板もつくっています。里山部の森では、シラカバ樹液は15日頃から採れそうです。

 

 

さて、白老の山の現場では、主に山に入るチームは、3人でした。

いきなり伐るのではなく、ブルが木材を引っ張る集材路をめぐらせ、土場を作ってからスタートでした。この集材路と土場との距離感や場所が効率を作用します。

 

また、白老の山は土が30cm程の深さまで凍結するため、表土を軽くさらっただけで、あとは凍るので簡単に、スピーディーに道を付けることができるようです。それでいて固く重機が走っても壊れない。

※ただし暖かくなると土がとけて、ぬかるんで最悪になります。

 

伐倒と集材が1人(ブルとチェンソー)、土場まで集材された材を造材するのが2人(チェンソーとユンボ、人力)。

伐倒後はブルの後ろにワイヤーで繋げ、ある程度枝払いをしたのち、ほぼ全幹を5~10本(大小様々なサイズ)を1度に引きづって土場まできます。

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土場に木材が来たら残りの二人が、樹種と、径、木の状態によって、それぞれサイズにあった最大付加価値が出せるように造材をします(この詳細は、勉強会でも開いたときに紹介します)。1尺や3尺、5尺、時々250cmの銘木など。

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だいたいこのサイクルを繰り返しました。

ブルがくる時間間隔はだいたい30~40分のサイクル。

それまでに二人で造材しまくって、材を整理して置いて、目立てしてと次のサイクルに備えます。結構余裕ないです。

 

ここでは、ホダギが即金になるため、ホダギを1日に大量に作る必要がありました。

現在、著しいホダギ不足があちこちであるようですね。作れば売れる状況です。

しかし、ホダギもきちんとした見方があるんです。不適当な作り方や、材の見方はダメですね。

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ある程度のほだぎの本数ができたり、出荷するときなどは、軽トラに積んで山林内を移動しました。林内作業車よりもスピードがでるのと、だいたい150本ちょっと(層積1.6m3ほど)乗るので、俄然ここでは、軽トラが有利でした。

ホダギ以外の材も、普通に軽トラの方がよかったですね。北海道なら林道がちゃんとしていたら、軽トラ集材・搬出でいいかもです。僕はこれでいきます。

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結構簡単に紹介しました。

流れはシンプルでかつ、効率よく生産できました。ホダギなら一日で200本~500本。それ以外の丸太は薪用や炭用や用材になるので、結構いい生産量でした。

 

3人それぞれが、役割を効率よく動かないとどっかで詰まります。

目立てを早くすませないと、待ち時間がでます。

 

初めての人でもこんだけ一日、玉切りして、目立てしてを繰り返していたので、1カ月くらいで相当な上達をしていました。目立ては完璧。作業も僕より早くなっていたり(笑)

 

チームの強さってありますね。

 

 

さて、今年度の僕は、昨年と一緒で、人力あるのみです(笑)

山の中なら庭木と違って、どんな木でも伐ることができますし、対処もできます。

材を運ぶのは、「漢気」一つです。漢気搬出です。人力でぶんなげるのみ。

手割り、手積み。

 

まぁ、体が動くうちは、山に挑んでいくだけです。