里山部-satoyama-活動(東鷹栖)

小さな森の山主が始めた個人事業ブログ

林業就業支援講習 20日間講習in比布 のお知らせ

どうもしみずです。

 

前回のブログにありました、林業就業支援の内容が固まりましたのでお知らせいたします。大変でした(笑)

まず、チラシをご紹介します。こちらはお問合せ先、申し込み用紙になっております。

里山部のWEBページのトップページ上部に、嫌でも目につく場所に置いております。

ご覧ください。参加は無料です。

https://www.satoyamabu.com/

〇上記にあるPDFが、申込書になっております。申込先はチラシにあります。里山部ではありませんのでご注意ください。

 

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フライヤーの画像です。実際のPDFは里山部のトップページにあります。

 

 

 

諸々のお問合せ先はこちらになります。ご遠慮なくどうぞ。

★株式会社エヌアイセスプラスR&C事業部

TEL:03-5689-8026 FAX:03-5689-8029 Email:kikori@nisp.co.jp

____________________________________

 

どんな講習か、日程、場所と一緒に簡単にお知らせいたします。

時間は各、9時から17時です。しかし一部変更はあります。

 

まず座学の場所は、当麻スポーツランドセンターハウスになります。

住所:北海道上川郡当麻町市街6区

実地の場所は、ピップなカバ林になります。

住所はありませんので、当日参加者の方に、地図をお渡しいたします。

当麻スポーツランドセンターハウスから、ピップなカバ林までは、14㎞です。およそ20分で到着します。

 

今回の講習では、特別講習として、チェンソー・刈り払い機・小型車両系建設機械(3t未満)修了書が発行されます。無料で。

以下スケジュールで、(座学)は当麻スポーツランドセンターハウスを指し、(実地)はピップなカバ林を示します。

 

1日目:9月13日(座学)林業の基礎知識、自伐(型)林業とは。

2日目:9月14日(座学)刈り払い機資格講習&チェンソー安全衛生

3日目:9月15日(座学)チェンソー安全衛生&救命講習

4日目:9月16日(座学→実地)チェンソー安全衛生からの実際の伐採講習

5日目:9月17日(実地)チェンソー安全衛生実地&刈り払い実地

6日目:9月18日 お休みです。

7日目:9月19日(座学)小型建設機械資格講習① テキストを読みます。

8日目:9月20日(実地)小型建設機械資格講習② 実際に山でユンボを動かします。

9日目:9月21日(実地)作業道講習。実際に作業道を開設していただきます。ここでは、自伐スタイルの幅2.5mの災害に強い作業道づくりをレクチャーいたします。僕の山林はすべてこの道で作っています。

10日目:9月22日(実地)作業道講習。引き続き、作業道を開設していきます。

11日目:9月23日(各施設)林業に関係性のある施設を見学します。旭川デザインセンターや製材会社、僕の山林等。こちらは変更になる場合があります。

12日目:9月24日(実地)伐倒、造材、搬出講習。つまり、実際の自伐林業をやってみます。

13日目:9月25日(実地)引き続き、現場作業を行います。ここで様々なテクニックを紹介できると思います。

14日目:9月26日(座学)林業就業講習。里山部の事例紹介や、参加された方々との相談。

15日目:9月27日(座学)林業関係の就職先の紹介。また、自立して林業をするための準備等の相談。

 

※天候の関係で、座学と実地の日程が変わる可能性はあります。強風の時に山にはいけませんからね。

 

こうした流れで講習会を予定しております。

募集人数の定員は10名までとなりますのでご了承ください。

自治体の役場の皆様には、メールもしくは実際にチラシをもってまたお伺いいたします。どうぞ広報の協力と、地域おこし協力隊をからめた林業の事業への発展としてご検討いただけたらと思います。

 

 

最後に、座学会場の写真と、実地会場の写真を掲載して終わります。

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当麻スポーツランドセンターハウスの外観

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ピップなカバ林

 

林業就業支援地域アドバイザー北海道担当になりました。

令和二年度厚生労働省委託 林業就業支援事業 林業就業支援地域アドバイザー北海道担当のしみずです。

 

 

長っ!言わないと忘れる肩書になりました(笑)※里山部を辞めたわけではありません。

★簡単にいうと、林業の世界に入る人材育成をします。資格がとれます。その就職にかかる支援をします。それも厚生労働省のバックアップつきで。しかも無料で。

 

★市町村に対してメリットはあります。

それぞれの地域で、森林資源を活かしたい、それにかかる人材、地域おこし協力隊等を育てたい、新規募集をしたいと思っている市町村はありませんか。

たとえば、林業者としての地域おこし協力隊を募集し、この制度を利用して育て上げることができます。

 

そういう働きかけをしていく、北海道担当のアドバイザーになりました。

 

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名刺が物語る。堅苦しい感じ(笑)

 

 

●WEBサイトもあります。

kikori-wk.jp

 

上記のサイトからポイントとなる部分を抜粋しながら紹介いたしますね。

 

事業委託団体は株式会社エヌアイエスプラス R&C事業部 

講習実施、地域アドバイザーコーディネート協力団体はNPO法人持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会

 

 

  • 林業就業支援事業では、林業への就職を希望する方に対して、事前に林業に関する

十分な情報と知識を付与する講習(林業就業支援講習)を実施するとともに、就職相談等の支援を行います。

併せて就職先となる林業事業体の雇用管理の改善を支援する事業(雇用管理研修会や巡回相談等)を一体的に行うことにより、林業の新規就業の促進と職場定着を図り、林業労働力の確保に資することを目的としています。

 

→僕が主に担当するのは、比布町のピップなカバ林、僕が補助を務めるのは池田町、ニセコ町予定です。

 

  • 林業就業支援講習 20日講習のカリキュラムは、

林業就業に係わる基本的な知識

・安全衛生講習

林業作業の実地講習

林業関係施設等の見学

・職業相談、生活相談

 

※場合によっては、その専門の外部講師を 招いて開催しますよー。

 

これにかかる注意事項は、

 

  • 注意事項

・費用について

この講習の受講料は原則無料です。

食費や講習実施会場までの交通費等は、自己負担になります。

・対象年齢について

年齢制限は設けてありません。林業就業に当たり、現場の安全や体力等の就業環境の観点から会社によっては、雇用されない場合があります。詳細は、支援講習の実施機関にご相談ください。

・資格付与について

チェーンソー、刈払機、小型車両系等の資格は支援講習の修了者にのみ付与されます。

・費用補助

この講習の受講料は原則無料です。

また、遠隔地からの講習受講者(途中辞退された方は対象と外になります。)には、受講中の宿泊費について 一泊当たり4,400円(消費税込) を上限に補助します。

ただし、補助となる日数は講習日数を限度とします。

・宿泊費の領収書が必要になります。

・アパート等の賃室業、インターネットカフェ、漫画喫茶等、宿泊費補助に該当しない施設がありますので、実施する機関に相談ください。

 

 

とWEBから抜粋するとここらへんがポイントになります。

 

 

 

ここから個人的な想いを↓

 

地域おこし協力隊×市町村で、小規模林業環境保全林業を進めていくことを加速させてみませんか。森林資源は豊富にあるにも関わらず、暮らしに上手い距離感で落とし込めていない市町村がほとんどだと思います。あの山、この山、もう興味ないですか?もう全部伐っちゃえですか?もう放置してればいい?

これからも地域で若者たちが生きていくんです。その若者たち、いや若者に限らず、その地域の資源を生かしてその地域で生きていきたい人にとって、「山は無視」できない存在です。

それは故郷の素敵な景観を守っていくだけではなく、産業としての木、子どもたちの環境教育としての木、防災として木、そして今僕らがやろうとしている文化、社会を紡ぐための木、などと山の本質は多様にあります。

 

ここを活かしきらないで、北海道の豊な自然は語れません。もったいない。

 

この制度は、林業に力を入れていきたい、もしくは木、自然、をテーマに地域をおこしていきたいという考えの市町村に、僕がやっているこの小さな林業環境保全型の林業、地域独自の林業ともいえる古くて新しい仕事の創出をするのにもってこいです。

 

僕は北海道自伐型林業推進協議会とは別に、この数年で、どこの支援もなしに独自に、「林業をやってみたいんだけど」と相談に来られた方々にアドバイスや協力も行ってきました。本当に真剣に考えている方は、山を買ったり、借りたり、すぐに始めました。中でも初めて僕の山にきた渋谷の花屋さんが、今は木を伐り、作業道を作り、樹上伐採ができるようになり激的な進化を遂げた女性が今は仕事の相棒になりました。

正直、僕が山を増やせば増やすほど、僕は儲かりますが、それだけではいけないんです。

もう僕は次のステップに行くべきと考えました。一人がやるんじゃなくて、みんなでやっていくべきだ。その人たちを育てられるような自分自身のパワーアップが必要だと。

 

・・・多くの方は言うでしょう。経済が伴わなければいけないと。

もちろんそれも大事な一つですが、それがすべてではないんです。やらなきゃきっとわからないでしょう。その木を相手に商売するということ。

伐り方にもセンスがいるのです。やみくもな伐採や国が決めたやり方だからといってどこの地域でも一辺倒なことばかりしていたら、発展するはずもなく、みすぼらしくなり、魅力や、仕事に対する誇り、地域から評価を得られる機会も少なくなってしまいます。

 

今、むかしとは違う、木の見方、森の見方、木の使い方、暮らしの在り方を提案できるキコリが増える必要があります。

 

いろんな相談が僕のところにきます。

ソーラーパネルのために山を削り取らないでほしい。

隣の敷地が皆伐されるのを阻止したい。

  • ●はお金のことしか考えていない、山を大切に扱ってほしい。。。

 

全部、僕が無力なせいで、コメントだけ返して、それらを阻止できずにいます。阻止すべきかどうかは別として、何かそうなる前に、対策できなかったのだろうかと考えています。

 

・・・やはり僕一人では対応しきれない。

地域に山守を増やさなければ。自分の意思を継がなくてもいいが、そこの地域が好きな人が山を持てば、山をめちゃくちゃにするはずがない。木を大切にしてくれる。そんな人を増やさなきゃ。

 

今まで、自分で歩いてみなきゃわからない世界を知ったし、繋がれなかった人ともつながった。この地域一丸のチームワークで、小さいながらも旭川では面白いことになっているのも事実だ。キコリ×民間のコラボの威力は、里山部を知る人なら良く分かっているはずだ。

ここに行政も入るとどうだろう。

僕は最近文字には出さないが、林野庁のやり方にはうんざりしている。ここ数年のうんざりワードは「意欲のあるうんたらかんたら」だ。まぁそれはさておき。

 いつかはどこかで、僕もこっちの関係に少しは入って提言などもしないといけないと思っていたし、いい機会だと思う。

 相当に大変そうだが、こうやって誰かがやらねば、変わっていかない。風太と大地(僕の息子)たちに、俺が生きて作り上げた森、木を誇ってもらうためには。

次の子どもたちが、北海道という壮大な自然の中で、世界に誇れる自然業をやっていなければいけない。シマフクロウやヤマベがいる森から木をいただいてんだよ俺たち。

 彼らにも感謝と敬意を払い、決して邪魔することなく、自分の仕事に誇りがもてるようなかっこいい林業していきたいよね。

それをさ、やっていこうよ。そのために僕はアドバイザーになりました。

 

ここまでが個人的に思っていたところ。

 

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渋谷の相棒

 

以下は冷静に。

 

講習会は、労働安全衛生規則に基づいたテキストを使用します。

僕のテキストにはない様々なテクニックは紹介できません。(そういうのは北海道自伐型推進協議会が主催する自伐塾などでご紹介いたしますので、そちらにもご参加いただければ。)

今回の講習会では、全国一律定められた学科や時間を守り進行します。そういった意味ではオリジナルの部分はありません。

しかし、作業道研修など例年とは違う研修内容もありますので、こうした部分が、山で生きる新しいヒントになるかもしれません。もし林業にはまり、この技術だけではものたりなくなった場合は、里山部に個人的に来ていただき講習をうけていただければと思います。

誤解なきように伝えますが、この林業支援は、自伐や現行林業、その他様々な手法な林業、どこかに肩入れしているわけではありません。林業に就職したいという方を支援する。そこです。どんな林業でもです。僕の個人的な想いは上記に書きましたが、進行に影響はありません。厚生労働省からの委託者としてふるまいます(なんだこれ(笑)。

 

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今年、使用するテキストはこちら。

 

最後に。

今年は僕の山での開催地が決まってしまいましたが、3年間予定しております。僕がへまをしなければ来年、再来年とあと2年か。(笑)

できれば上川管内で僕を呼んでいただければ、そこの市町村でこの林業就業支援事業を実施できます。日本全体でこの予算の総額はわかりませんが、年間1,2件は僕が北海道で担当できると思います。

 ちょっと目をつけている市町村が個人的にあるので、僕からもアプローチしてみます。お話だけでも聞いていただければ。

 

 

池田町では募集開始されておりますが、比布町ニセコ町では現在スケジュール調整中のため募集がされておりません。9月以降の開催予定になりそうです。決定次第おしらせいたします。各地域、参加者は10名までです。

下記は池田町の案内。HPはこちら→https://kikori-wk.jp/schedule/20-2001-2/?fbclid=IwAR3eStTmAha11rMcQ9xTSjDQyeAx3jnXapCfncU7RbpAHXkswNs6fI9sgro

講習会情報

【北海道池田町】林業就業支援講習 20日間コース(2020.8.17~9.1)募集受付開始

コース番号 20-2001
開催都道府県 北海道
開催場所  池田町社会福祉センター(北海道中川郡池田町字西2条7丁目11番地1)   ※実地講習 近隣の山林
開催日 2020年8月17日(月)~9月1日 (火)  ※8月22日(土)、8月28日(金)除く 【開催場所】 
コース種別 20日コース
コース詳細内容

<北海道池田町>林業就業支援講習 20日間コースの募集受付を開始いたしました。
【開催期日】   2020年8月17日(月)~9月1日 (火)
         ※8月22日(土)、8月28日(金)除く
【開催場所】   池田町社会福祉センター(北海道中川郡池田町字西2条7丁目11番地1)
         ※実地講習 近隣の山林
【交  通】   JR根室本線 池田駅から徒歩約15分
【参加資格】   林業への就職を希望する方
【参加費用】   無料(ただし、交通費や食事等は自己負担になります。)
         ・遠隔地からの講習受講終了者には宿泊費補助あり
          (1泊当たり4,400円(消費税込み)を上限に補助。 
           ただし、補助となる日数は講習日数を限度とします。)
【募集人員】   10名

山に1歩、踏み込むときの意識

しみずです。

 

僕は最近、山に1歩入る時、特に道をつける時ですね。

いつもこう思うんです。

 

「まずは林業(山で木を使って食えるようにする)ができるようにする。この森と、この木のファンを増やす。遊ぶのはそのあと」

 

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ピップなカバ林 作業道開始

 これは、いろんな国や道や民間の、森林を利用した、ダメな空間施設を見てきて思ったことでもあります。

簡単にいうと、

 

 飽きたら、ぽい。

 稼げないから、ぽい。

みたいな。なんでこんなお金投資して、こんな森しかできなかったんだよ。ってところ地域にぼちぼちあります。

森の自然力がまだあれば、ぽい、されても復活しますが、そもそもその思考が好きではない。 

 

森を一度いじっておいて、こうなっては無責任極まりない。

 

 

だから、森と人を育成し、地域の資源力を高めるために山守という存在が必要だ。森にそいつがいるだけで、森と、地域と、実は子どもたちにも、有益になる。

たとえ、山を利用しに来た人が、なんらかの理由でその森を見捨てたとしてもそ、山守によってずっと育て、磨き上げられていく。つまり、利用客がいなくなっても、森はダメにならないということだ。木は、絶対に人類が必要とする物資であるから、大きくたくましく育てていることは、それだけその利益が増える。ここに意識のベースを置く。

 

 

コロナの影響で分かったと思うが、観光客が来なくなったら危うい現実。

木の寿命を全うすることに対して阻害すること、うまくは言えないが、無責任に山の林産物を奪取すること、木に傷をつけたこと、その木を伐りひらいて作った空間に対して、きちんと、未来まで責任を負える覚悟があってのことだろうか。

木は、だいたいが、1人の一生より長生きする。

今そこで遊び消費した木材、踏み固めた林床、伐採してしまった大木、穴をあけた木、締め付けた木・・・

人がその一生を終わらせたあと、その森はどうなるのか。

 

ここを開拓した以上、どう地域を豊かにするのか、地域に傷をつけた今、どう何百年先までこの思いを伝承できるのか、形として残していくことができるのか。

 

 

今の時代のように「山は持っているけどお金にならんしなぁ」といって、過去の開拓を見なかったことにするのか。

森は、その人の命が終わったあとも、生き続ける。

地域に生まれた新しい命が目にする光景は、その人の感性と、使命で、出来上がるんだ。そこの風景は。誇れる故郷の風景は。

 だから、誰かがその森の、その木のファンを増やす必要性がある。

それは率先して地域の大地に傷をつけていく山守だ。

 

 

いろんな木こりがいる今。

様々な使命感があふれ、山を守るという意味もたくさんあるが、僕は、地域の故郷の景観をより素敵なものにしたいし、何より、世界最強の強い道産材を生み出すことだ。

 

「あいつが山に入ると安心する」そんなキコリでありたい。

 

 

これから山を使う人、買う人、覚悟をした人に、これは言っておきたい。

「未来を考えた利用と保全をしてほしい。山で金もうけしたいなんて、自分の代なんて、たかが知れているんだから。そこだけではない目線で、きちんと、世界に誇れる山の使い方を意識してほしい。」

山の本質ってなんだろうをずっと意識して入ると、自分が豊かになっていきます。

 

 

 

ここは世界に誇れる樹木の優良育成大国。北海道ですよ。

きこりな持論シリーズ1 今のキコリがするべきことと、消費者がするべきこと。

しみずです。

 

前回の続きを書こうと思ったのですが、本ができそうなボリュームになりそうなので、気が向いたときにこうやって、ちょこちょこと紹介していこうと思います。

内容は、北海道の広葉樹二次林に焦点をあてております。

 

 

★なぜ、僕の木を使うことがいいのか。それは、

・地域の暮らしと自然(山)が繋がっていることを知っている山主がいる、山の木だから。

・実感しているからこそ、山の利活用と保全と伝承をしているキコリがいる、山の木だから。

です。

日本には僕に限らずそういう想いと実践をしているキコリが必ずいますから、そういう山・木こりから買う木はいいことなんですよ。と、まずは言っておきます。

が、まぁ、うーん、よくわかりませんよね笑

 

 

まず、

木は良いものなんです。なかったら人間が生きられませんから。そういう壮大な意味でも良いものと言えます。

木に興味が全くない人も、絶対に木を使わないと生きていけません。だから良いものなんです。

 

そして、同じ種類の木なら、そこそこ材質(強度、色合い、木目等)は同じです。

道内で「トドマツみたいに軽いミズナラ」はきっと存在していないはずで、ミズナラなら、だいたいどこのミズナラもわずかな差はありますが、極端な差はない材質だと思います。

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どこ産だろうが、ナラの材質は関係なく、良いもんは良いんです。

「どこ産のミズナラ」っていう表記も大切なんですが、なるべく早く次の意識へ変わる必要があります。

どこの木であれ「木は良い」のですが、今は、「山の管理の質の違い」がではじめています。

極端な話ですが、地域から山がなくなってしまってはどうでしょうか。

僕らは木を使ってしまってよかったのだろうかと、葛藤する人が現れるはずです。

 

なので、次への意識変化は、「どういう管理がされている山の木」なのかということに注目すべきと考えてます。

 

嫌な言い方をあえてしますが、日本から林業を消しさる方向なら、この考えは不要だと思います。山のことはどうなったっていいから、とにかくたくさん木を出せという思考でいいなら必要ないということです。そうなれば、僕もこんな余計なこと考えなくてすむ林業ができそうです。

 

 

しかし、僕が知る限り、北海道の市町村では、いたるところで「豊かな自然が~」とうたっている以上、北海道はおそらく、ちゃんと次世代に地域の自然を残しながら、地域の産業として成り立っていくことを目指していると思います。

林業を北海道が続けたいと思っているなら、やはりここは、「どういう管理がされている山の木」なのかというキーワードは捨てられないと思います。これは僕が、里山利活用と地域を結びつける一つのキーポイントになると信じているからでもあります。

 

★皆さんは、「どこの山にお金を投資したいのか」という選択をできる目をもっていくことが、実は地域の林業を支える一つの手法になりえると思います。林業というのは、木を買っていただく皆さんがいないと成り立ちません。

今の時代では、木を伐ることだけが林業ではなく、むしろ、木を伐ることは林業を考える上ではさほど重要ではないですね。

 

★キコリからは、木の選択肢を、使い方なども一緒に、提案をしていかなければなりません。

きっと難しいことなので、最初はお互いシンプルでいいと思っています。

 

 

人間ですから、素人でもプロ目線でも「なんか良い森」「なんかダメ(嫌)な森」という感覚がまずあると思います。

 

最初は根拠はいらない、感覚からでいいと思います。

なんかいい森からの木を使う。それってなんか良いねって。それだけ。

ここでいう、良い悪いはそれぞれ人の感覚です。正解も不正解もありません。

 

 

★1)なんか良い森をまず見せていくことが、きこり側のやること。

★2)消費者は、それをまず見る側から(現地でも写真でも)。考える余裕があれば考えてもいいと思う。

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 ↑写真は里山部の森(家具林)の様子。

 

実践してよくよく考えていくと、ある程度の山に対して人間がすべきことの正解はでてきますが、それはずっとずっと後の気づき。

 

だから★1と★2が少しずつ地域で出来てくるといいなって思ってます。

そこをどうやって働きかけていくのか、それは僕もわかりませんが、僕なりに活動はしています。

早くこういう木こりが珍しくない時代になってほしいです。世界に誇れる木との使い方ができる地域になれば、デンマークとかスイスとか、ドイツとか、自然と市民の付き合い方に対して道民が、うらやましがらずにすみますんで笑

 

とりあえず今回はこの辺で。

 

今後、持論シリーズで書いていきたいことリスト↓

投げ出す可能性も多いにありますが笑 んで順不同。

 

  • 木を育てるという意識の中身
    →寿命、健康、空間、売り先、売る部位、使い手、伐る技術、伐らない思想・・・
  • 木を伐る(使う)スピードと木が育つスピード
    →約4haという極めて小さな面積でやってみて実感したこと。
  • 生物多様性の維持と、歴史的文化価値と、この林業との関係
    →1700種の動植物、かつ北海道最大級のカタクリ群落、アイヌの聖地である山での林業はやるべきなのか。コウモリの研究者が木こりをやる意味。
  • 地域に育った木の強み。風土の染み込み。輸送エネルギーの消費量。
  • 必要最小限の道具でやるメリット・デメリット。
    チェンソー、軽トラ、漢気
  • 山を壊さない。山が壊れるってどういうこと。
  • キコリから職人へ、顔の見える、山の見える丸太と想いの受け渡し。
  • 地域内での山と木の選択。
    →木ならなんでもいいという考えは卒業しよう。
  • 実は皆さんも、意識ひとつで伐らないきこりなんです。
  • 地域で山・森遊びは必要か。
    →子どもとの関係、地域住民との関係。メリット・デメリット。できない環境。
  • 自分が山を持つべきなのか。続けていくべきなのか。

 

 

最後に最新のYouTubeはこちら。里山部での冬キャン例↓

https://www.youtube.com/watch?v=h05uyQVOruA&t=313s

この、白樺を想って。

しみずです

 

僕の白樺が東川町の家の一部になりました。

素晴らしく思います。下図の白樺です。

そして、これ以上の木の使い方はないと自負しております。

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僕は、心の底から自信をもっておすすめしてくれることに感激します。

「これ、ここで育った〇〇でさ、自然農法で体に良くて・・・」とか、「ここの海で獲れた〇〇は絶対うまい。俺が言うんだから間違いない。あはは!」

みたいな、一次産業の人特有の、なんというか、活気のある、理論よりもその人が生きてきた人生の証の味覚化、視覚化が、その商品を熱く語るからだ。

だから、そのヒトが生きて、経験したことが、染みついたできた「究極のオンリーワン」の逸品が大好きだ。

 

なんで?を問うより、試して実感したくなるこの感覚。

その人のこだわりに、自分の感覚が真正面からぶつかる瞬間が好きとも言える。

 

そしてそれは、ヒトという正解を持ちたくないという複雑な心理状況をもつ生物に対して、「この〇〇はここだ」という自身の思い出ランキングのどこかに刻まれる。

 

 

 

こういうのって、「食」に多い。

味覚が、しびれるから。

味覚が、直感を刺激してくれるから。

 

 

木ってどうだろう。

厳密にいうと、直接食べられる1次産業の恵みではない。

だからこそ、「この木が良い」って、消費者に伝える方法は、遠回りになる。

 

味覚以外の感覚。

でも木って、味覚以外でも伝わりにくい。

強いて、強いていうなら、第六感的なものだろうか。

それほど人と木の関わりは「身近で遠い」。

 

「この木、どこからきたのかな」

「本当に伐っていい(使っていい)木なのかな」

「伐られた山はどうなったのかな」

「ちゃんと子どもたちの仕事の場として、生きる場として、地域の誇れる自然として残されているのかな。」

って思って使っている人はどれだけいるかな。

こんな風に思う人が増えてきたら、日本の林業ってどう変わるのかな。すごい楽しみになる。つまり、その木に対してお金を支払う人の意識が変われば、きっと林業も変わる。 

 

 

薪が注目されている今でも、正直、知らない人には薪を使ってほしくない。

一体どれだけ素人が”山火事”を起こしているのか。

木って育つスピードよりも、伐る使うスピードの方がはるかに速いから、今を生きる僕らは、昔の大木があった時代にうらやましがってキコリをしている。

「いいなぁ。あんなでっかい木に会ってみたいなぁ。伐ったらどんなことにできるだろう」

そう思っているけど、生きている間には決して、出会えない生物(大木)だ。

 薪が燃えるたび、僕自身の薪だとしても、本当に燃やしてよかったのか、常に問いかけている。炎を見ても、素直に喜べなくなる重症化だ。

伐らない木こりを続けていくとこんな重症になるものか笑

 

 

・・・僕の木を使うことがなぜいいか。

直感ではわかりにくいと思うから、ちゃんと説明していこうと思う。

でもそれは、次回にしておく。

今日は書きすぎた。

冬サバイバル 続き+余談

しみずです。

つづきです。今回で最後です。火の話だけですが笑

 

 

★僕は火を、2種類にわけて使っています。

その時の自分のおかれた状態、心身の様子をみてわけてます。

一つは「焚火(下図左)」、もう一つは、「アペフチカムイ(下図右)」です。

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2017年11月に二風谷にいき、チセでとまり、アイヌと山との想いに触れました。

あの時の火・アペフチが忘れられず、一人で静かにやるときはアペフチカムイを意識してやっています。その時のブログ↓

http://satoyamabu.hatenablog.com/entry/2017/11/06/183627

http://satoyamabu.hatenablog.com/entry/2017/11/07/222710

その中で、アイヌ文化の中でも比較的古いときは、玄関から囲炉裏(という表現でいいのだろうか)に丸太を直接に入れて燃やしていたと聞きました。

とにかく特徴的なのは、「丸太のまま燃やす」。

つまり斧とか鉈で割る加工をしないということですね。「釘などの金属も入ってはいけない」ようで、廃材などを燃やす際にはそこを気を付けているようです。

 

 

 

★サバイバルにもいろいろと目的(遭難時の山からの脱出等)があります。

今回は「大規模停電時」に、冬山で耐えうることが目的です。

なので、水・寝床が準備できた以上、もうすることがありません。あとは、腹が減らないよに、極力、エネルギーを使わず、無を過ごすこと。

・・・だいぶ火力ありすぎた。

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本家アペフチはこれくらいですから↓

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と、まぁ、固定されたエリアで、サバイバルな状況が数日続くなら、近くの石狩川や、この山にも「罠」を作って仕掛けるなどしたほうがいいでしょうね。

翌朝、かかった魚や獣をいただくためです。

(今やりたいのは、山から始まる釣りです。竿も糸も、針も餌も全部、山から現地調達するという。)

 

 

話がそれました。

この丸太ごと燃やすやり方にはメリットがあります。神聖な気持ちになれる以外に、

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火が消えそうなときに、焚き木を継ぎ足す手間がはぶけます。

小口(切り口)の方が灰になれば、枝先の方からまた押し込めばいいのです。

なので、寝ながら火の調整ができます。(写真は6月の江丹別サバイバル時)

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あとは、2,3mくらい長いまま持ってきますので、長時間燃やすことができます。

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デメリットとしては、最初が火が付くまで時間がかかるということです。

山に落ちている枝ですから、よく乾燥している枝を見極めることが大事です。

しかし、雨天時や、乾燥している枝がなく、難しい場合は、「着火剤」をふんだんに使うことで、ある程度の生木も燃えます。最初の火力が肝心ということですね。

 

山の中での着火剤はこの「ガンビ」、「シタッ」・・・いわゆる白樺の樹皮です。

家具にも使われるので、最近燃やすのが持ったいないと思ってますが笑

松明や、着火剤といったエネルギー利用に適しております。

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夜間は懐中電灯ではなく、このシタッを棒に巻き付けてあるけば、量にもよりますが40秒から1分ほど燃えております。

僕のツイッターで松明動画あります。江丹別サバイバル時の松明の様子↓

https://twitter.com/Free_Lumberjack/status/1137321228266496000

 

樹皮は、倒木からはぎ取ってください。

立木(生きている立ってる木)からは剥がさないようにお願いします。

木は死にはしませんが、剥がした部分が黒く乾燥して、見すぼらしい白樺になってしまいます。僕は樹皮を使うなら、全部倒して材も、樹皮も枝も丸ごと使うということを心がけてます。樹皮だけつかってあとは知らん。は、無責任ですから。

 

さて、最後は寝るだけでしたが、流石に僕でも無理でした。寒すぎた笑

なので、ナンガの35000円くらいした冬用の寝袋を使用して寝ました。

この冬用シュラフが有能ですね。ほんとに。

まぁこいつがあればどこでも寝れるということになっちゃいます。

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★余談ですが。

今回の晩御飯は、狩猟はしておりませんので、市販の鶏肉でした。

僕は料理と味にはこだわりがないので、ほとんどにおいて、「焼く→食う」なんです。

最近、比布駅のクリスマスツリーを設置したときにいただいた、調味料を試してみました。焼いた鶏肉にかけただけで、超贅沢なメシになりました笑おいしかった。アウトドア調味料にアリですよ!

比布の方が言ってましたが、「シマヘビから牛タンまで」合う調味料だと思います笑

今度は実際にシマヘビにかけてみましょうね。

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さらに余談。

災害時は衛生面にも気をつけたいですよね。

大丈夫です。

山に風呂できました。薪で沸かしたお湯だからなのか、下から体に火の遠赤外があたるからなのか、とにかく薪風呂のポカポカ、持続間は下界の風呂とは比べ物になりません。なまらあったまります。

 

今探しているのは、山に直接流しても大丈夫な成分の石鹸やシャンプーですね。こんなのあるのかなぁ。

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ということで、サバイバルもできるし、森林浴もできるし、下界がやばいときは山の方が快適でした!という内容でした!

ではまたー!

 

YouTubeもやってます。最近の動画はこちら↓「自伐しながらコウモリの話」

https://www.youtube.com/watch?v=V0Vsni2fErI&t=100s

冬キャンというか、冬のサバイバル その①

しみずです。

 

ブログは、ご無沙汰でした。

Facebookはほぼ毎日更新しておりますので、どうぞご覧ください。

https://www.facebook.com/shimizusatoyama

今月、25,26日は島牧村に出向き講演をさせていただきます。島牧村は、僕がサバイバル、自然を愛するようになったきっかけの村です。15年ぶりくらいに行く島牧村に、自分がどうチカラになれるか、楽しみです。海を意識した山つくりは欠かせない村ですからね。

 

 

さて、里山部は雪がすこーーーしずつ積もってきました。

冬キャンするにはまだ早いのですが、冬山で寝たい衝動を抑えきれず、先日、サバイバルしてきました。やりたい方はいつでも僕の山つかってどうぞ。

 

なので今回それを紹介しちゃいます。

どうです。うずうずするでしょ。

こんな天候に遭遇したらもう、「あ、ダメだ、家帰りたくない、山泊まろう」ってなりませんか。僕は超絶なります。でも嫁にアポなしサバイバルは迷惑かかるので、この日は我慢して帰宅。翌日の朝からサバイバルしてくる旨を丁重にお伝えして、入山。

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吹雪はテンションあがる

装備はこちら+寝袋。かつ右手(利き手)が怪我のため使用不能という左手縛りのサバイバル。ドMです。

ミステリーランチ30Lのバッグで余裕で入る装備です。夏も冬も変わらない。

ちなみにテントは無し!!ねぐらは、現地調達、現地作成。

余談ですが、ミステリーランチのリュックは最高ですね。僕みたいな荒々しい林業についてくるリュックです。間違いないですよ。お高いだけあります。※防水は皆無。

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今回のサバイバルは、「冬に大規模停電が起きたら」という想定でやりました。

下界にいるよりも、山にいるほうが快適に災害を乗り越えられることを証明してやろうという気持ちもありました。

ですから、断水・停電・無配給がおきたシミュレーションです。

 

北海道でね。ありましたよね。というか、ここ毎年のように大規模な災害が起きてます。起きるたび思います。「国には任せてられねぇ。自分で生き抜くしかねぇ。」と。あの状況下で、誰かに頼っていられません。自分で生きるしかないんです。

だから、今回はそういう意識をしました。

 

 

僕はサバイバルをするときの優先順位は、

水>寝床>火>食料です。水さえあれば、とりあえず1,2日は耐えられる。耐えられるときに、寝床の調達、火と食料の確保をやってしまえという考えです。

 

とにかく最初は沢(さわ)を見つけます。下図にあるように「谷」と書いてある等高線の形状(※画像のリンク先はこちらhttp://geographico.blog.fc2.com/blog-entry-162.html)は窪地になっており、雨水や地下水が流れやすい場所となっています。

 

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 すると、こうして、水にありつけるわけです。もう断水怖くないですね。これでほぼ楽に生きられます。災害時や、サバイバル時に、腹痛は嫌ですからね。

「浄水」して「10分ほど煮沸」すれば、安心して飲めます。

今はこんな携帯浄水器があります。便利です。

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お次は寝床です。

沢水のそばは、様々な野生生物が利用します。熊とか狐とか鹿とか狸とか・・・。

なので、水場から遠すぎず、近すぎずな距離感に寝床を作る必要があります。

今回はこの倒木(根むくれ)を家にすることにしました。

このまま寝ると非常に冷たいので、、、。

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ヒグマのお知恵を拝借して、ササを敷くことにしました。

右手が使えないため、右手用の鉈を左手で振るい、1本1本ササを伐ってリュックにつめ、運ぶという作業を繰り返し1時間ほど。。。

「あぁ、俺いまから冬眠すんだな」

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やっている最中、雪もふってきました。

屋根が必要です。

装備品にあんなにロープ詰め込んできたのに、右手が使えず縛れない!!!ということに今更気づき当初の屋根つくりから作戦を変更せざるを得なくなりました。

 

結局のところ。

「幹に枝を立てかけるしかないやん!」

となり、ひたすら枝を拾い集めてそれっぽくしました。

通風性120%かつ、たいして雪も防げない。気持ちでカバーするしかない屋根ができました。

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今回は、狩猟はしませんでしたが、緊急事態は「イケる!」感満載の狩猟場所ができました。リス、ウサギ、ネズミ、食ってみてぇ。

今回はその、哺乳類に関して捕獲申請とってませんから、市販の鶏肉を買いました。ここだけサバイバル例外ですな。仕方なしです。

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でもおやつの、よくわからん芋虫は食ってました。

だいたい芋虫は甘くてうまい。白樺が朽ちる時に発生するサルノコシカケという硬いキノコに2,3mmの穴が開いていたら虫が入っている証拠です。

サルノコシカケを割ると中から、おいしそうな芋虫が出てきます。

何こいつ?よくわからんけど、焼けばだいたいイケる法則にのっとり焼いて食いました。多少の腹痛は覚悟します。

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まぁこんな感じで、芋虫くいながら、左手で枝を引っ張って立てかける作業を何時間やったんだ。暗くなるまでずっとやってました。

左手だけだと、作業スピードとか、効率が、通常の1/5ですわ。くっそ遅い。

 

 

・・・・続く。