4歳児にゆだねる、比布町までの旅。
しみずです。
4月29日に参加したNHKディレクソンの影響を受け、『あー旅してぇ』と思って我慢できなくなりました(笑)
ただ旅に出るのはつまらないので、息子の風太に全部ゆだねる旅にしよう!
ということで、4歳児に全ての主導権(時間の使い方も)をたくし、パパは財布係と、カメラマン。※スマホによる検索も使用禁止。
4歳にとって隣町までの旅はどう感じるのか。風太は最近、電車が好きなのと、数字が読めるようになってきたので、JRで比布駅まで行き、あとは徒歩による冒険。
軽トラを預ける所からスタート。いざ、旭川駅へ。
ディレクソンの同じチームで、ワカモノから散々言われた『遊ぶ場所がない旭川の街』を駆けぬける。彼にとって、駅以外眼中にないのか、4歳児には目を引くものがないのか。
駅に到着するやいなや、パネルに即食いつく。いつのまにそんな電車好きになったんだ!?
パパ『比布は350円だからこれで足りる?』
風太『いちまるまるまる(1000円)だから大丈夫』千円札を伸ばして入れるのに苦戦。
パパ『比布に行きたいから何番に乗るの?』
アナウンス『7番線から比布行き・・・』
風太『そっか7番だ!こっちでいいのかな』
風太『早く乗らないと出発しちゃうから早く!!』
出発まで20分ある(笑)
どこ座ろうかなぁ。選び放題
アナウンス『7番線より比布行・・・』
風太『この電車であってる!良かったね!』
アナウンス『次はしんあさひかわー・・・』
風太『ここじゃないよね。』
アナウンス『・・・次は終着比布駅』
風太『ここだ!早くリュックしょって!』
『切符はここ?ありがとうございましたー』
終着比布駅に到着。しばらく電車の観察をしまくる。
風太『連結部分がどうのこうの・・・』
パパついていけん。どこから仕入れた知識だそれ。
降りてからは、完全に風太にゆだねきる旅。
お腹空いたからお店を探すことに。比布駅のパンフレットを見て、店選び(文字と地図は全然読めないから写真から判断。ラーメンを食べにいくことに)。
この日、比布駅内のカフェが定休日で休みだったのです。
まさかこれが、壮大な濃ゆい比布町民との繋がる、旅の始まりになるとは(笑)
パパ『好きなように歩け、わからなかったら人に聞くんだよ。』
おもむろに、歩き出す風太。
風太『この自動販売機はどうしちゃったんだろうねぇ。変だねぇ。』
風太『パパ!ここの水たまり、ハートの形してるね!』
『ここの水ながすところの網が変だね!』
・・・
店までの場所がわからず(パパも)、しばらく歩くとエネオス(ガソリンスタンド)が。風太はエネオスのオモチャがあって、エネオスが大好き。
パパ『エネオスの人にラーメン屋さん聞いて見るか。風太聞いて見て』
風太『ここに行きたいんだけど・・・』
スタッフのお姉さん『あーここねぇ、去年閉じちゃったのよー。』
風太『・・・』
あてもなく歩いていると、なんかやってることに気づく。
パパ『そば作ってるんだ!』
風太『そば食べよう!すいませーん』
お店のお母さん『ごめんねぇ、ここお食事処じゃなくて、そばの麺を売っているところなの』
風太『・・・』
少し疲れた風太。
こうなりゃ、もう歩いている町の人に聞くしかねぇ。パパが聞いて見ると、、、
まさかのスナック。お昼もやっているときがあるとかないとかあるとか。
でもやってなかった。
パパは腹減って死にそうだったけど、風太はそれでも、自分なりに楽しみを見つけて歩く。『この電線は・・・』『このゴミは・・・』『喉かわいたちょっと休憩・・・』
やっとこさ見つけて、着いた!
喫茶そよ風にのって
ここで、とことん可愛がられる(笑)そして店内のお客さんたちの仲の良さがすごすぎて、超にぎやかに。
山を持っているおじいちゃんも現れて、まさかの林業談議になる。
おじいちゃん『松なんてあんなもん植えたってダメだ。雑木がいいんだ!』
パパ『ん!?この人は話が分かる人だ!?おじいちゃん、山もっているんですか!?』
パパ『これは宣伝するしかねぇ、風太チラシくばってこい!』
カレーとうどん頂きました。美味しかったです!
食事後は近所の公園でめっちゃ遊ぶ。遊具がなくてもひたすらにかけまわり、かけまわり・・・
びしゃびしゃになり、コケて泥だらけになり・・・
※パパは一切怒らない。口ださない。どうするか観察してた。すると・・・
1人反省会が始まった!!!!
パパは慰めない。ただ、カシャ!カシャ!とiPhoneで写真撮るだけ(笑)
すくっと立ち上がり、カバンから相棒(しろくまのぬいぐるみ)を取り出し・・・
相棒と一緒に楽しみ始めた。
花壇では、
風太『お花に水をジャー』
トラックを見つけてナンバープレートの数字を読み
『・・・なな、ろく、、、』
風太『おんなじシロクマさんだぁ』
風太『ねこさんだぁ。シロクマさんだよー』
最後にママにお土産。先ほどのぴっぷそば工房さんより、おそばを買わせていただきました。
駅に着いたらまさかの1時間待ち。
(え、13時発が1本もない・・・14時27分だと!?)
1時間、比布駅の砂利で遊ぶという時間の潰し方(笑)。さすが、ぴっぷの語源となっただけある。砂利の魅力半端ない(笑)
がっつり砂利だけで遊び。
風太『さすが快速だねぇ。快速って早いねぇ。』
旭川駅に到着するとアイスを食べて回復し、
走って帰ろうとするとコケて・・・
風太『いたたたた。血、血でてないから大丈夫だ!!』とすぐに立ち直る。
帰りの軽トラの中では、ぐっすり。。。
そりゃそうだ。よく頑張ったわ。
そして今、ママにお蕎麦のお土産を渡し、今もこのブログの内容を順に興奮気味に話している(笑)
徒歩ならではのローカルな旅、人と出会う旅の良さを感じる。そして子どもを甘く見てはいけない(笑)
素敵な一日をありがとう風太。
そして今回出会った比布町民の皆さま、お世話になりました。ありがとうございます!