里山部-satoyama-活動(東鷹栖)

小さな森の山主が始めた個人事業ブログ

里山で子育て

清水です。

里山で育つ息子の喜びと、森で遊ばせたい保護者の皆さまに余計な一言を書いていきます(笑)

 

1才の時、僕が息子を抱っこして森に入り、葉っぱをちぎらせて遊んで、

2才、いきなり行動力が激しくなり、森に落ちてるもの食べたり、ノコや斧など刃物使ったり、「森っていいね」と言う。(言わせた。)

3才、おもちゃや道具を使い、独自の遊びで熱中する。今ココ。

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 最近は、保育園に迎えに行き、車に乗せると、「森行くか!」と息子から言われるのが嬉しい。

 

 春夏秋冬、それぞれ激しく変化する森の環境がまた面白い。

冬、小屋と薪があるから、寒いということがないので、「虫がいる」「汚れる」という森の嫌な所ランキング(独自の)1位、2位を心配する必要がないのも良い。

大人は、寒い日特有の青空と、空気の切れ味がなんとも心地よい。

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2才までは、森にあるものだけで極力遊ばせてたが、今は彼自身、おもちゃと組み合わせて遊ぶのが楽しいらしい。

一番活躍してるのが、トイザらスで買ったダンプトラック。

こいつが意外に馬鹿にできない。そこそこ使える。でかいのに安いのも良かった。

あと5台くらい買えば、遊びに来た子どもたちに貸して遊べるかもしれない(笑)。

なにより割った薪や枝を運搬してくれる。

「パパこれ割れてないよ!割って入れて!」

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↑とんだ田舎のように見えますが、東鷹栖は、旭川駅から車で20分、末広(自宅)から10分。バスももちろんある(但し頻繁ではないが)。

街が森に囲まれているという特権。使わずして!

 

彼のダンプトラックの運材により薪壁が出来た!残りはまた今度。

この薪壁用の小さく薄い薪、春先に向けて商品として販売予定です。

長さ8cm~、幅様々。ガーデニング、インテリアなどに使えるんじゃなかろうか。

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運び終えると、一人でもくもくと遊んでた。

熱中しているのを邪魔しちゃいけない。パパが必要な時はちゃんと呼んでくれる。

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★森で遊ばせる。ということ。

 昔、北海道を開拓するため、生きるために森に入り、今をつくってきた先輩方。

 今は、森に入る必然はなく、生きられる時代。

 

 しかし、昔から薪は薪として姿を変えず、今も存在します。

 森に入る必要なくとも、木は絶対に必要。ここが衰退しない文化。

 森には文化があるんです。もっとよくみると地域特有の。

 だから地域資源とも言えるはず。

 

 森で遊ぶと、体力や体の使い方、コミュニケーション、知恵やユニークなアイデア、好奇心を養うことができます。

 家に帰った後も、その成功や失敗体験を踏まえて、次にチャレンジしたくなる気持ちが生まれてきます。

 

 中には心配だからこそ、「危ない」「やめなさい」「汚いから」というリモコンのボタンを押す人もいます。するとピタッと子どもの動きが止まります。

 危ないとか汚いとか気づくチャンスを失い、どう危なかったのか、汚れて嫌になる気持ちが経験できずに終わってしまいます。

 なんとなく、親が自分の子の限界値を定めている感じがして残念に覚える時もあります。

 

 森で遊ばせると、子どもは自ら気づいていく。

 

 だから、森で遊ばせたいという気持ちがあるなら、森でも、家でも、ちょっぴり子どもを尊重してあげるといいんじゃないかなと思う。森で遊んできた経験が日々の暮らしに繋がるように。

 

 

 「森の幼稚園」の先生たちはきっと、子どもに気づかせるプロであろう。

 ガイドもまたしかり。

 イイよね。

今年もよろしくお願い致します。

清水です。

今年も宜しくお願い致します。

 

突然ですが、3月で現職を退職します。

これからどうしようか、正直色々と悩んでます(笑)

辞めるなよと、突っ込まれそうですが、今の仕事は以前に代表が変わってから、仕事に精が出せなくなりました。

 人が出す「生きる色」って影響力がすごいんだと実感してます。

仕事内容も満足していました。なので、関わってきた山主さんや子どもたちとの関わりが途切れるのも非常に辛いです。もっとやっていきたかったけど・・・。

 気持の良い仕事ができなければ、人にも森にも迷惑をかけます。だから、離れることにしました。

 

 今は、これを期に自分でこの里山部でやってみる気持ちと、もっと森づくり、林業、子どもたちとの環境教育を実践している現場で修行したいという気持ちと、色々とまだ決断ができずにいます。

 自分がしたいのは、自分の森で食っていければいいのですが、まだ先の話。

残りの日々で、色々考えていきます。

 

 

 ただ、僕を学生の頃から育ててくれた「突哨山」と東鷹栖の人たちとは離れる気はありません。それは学生の頃から気持ちで、今も変わっていない。

だから『里山部』を立ち上げた理由の一つでもあります。

突哨山は僕を育ててくれた。森に恩なんて返せないけど、そういう気持ちは常にある。

 

頑張る他ない!

 

写真は里山部最寄りの駐車場になっている「カタクリ広場」から下界を見た時の春、夏、冬の様子。

この景色を10年ちょっと見てきたけど、夕日が沈む時はいまだに感動する。

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里山部 気持ちの原点回帰とほだ木

清水です。

 

土曜日、朝、少し自由時間があり山に行きました。

天気に恵まれ、樹々を吹き抜ける風が心地よく、しぜんに思考が停止し「無」になりました。森に自分が溶け込む感覚、久しぶりに体験できました。

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山に入るといきなり4頭のエゾシカに出会い。

リュックからカメラを取り出すともうすでに遅し。

 

しかし、彼らが寝泊りした痕跡がばっちりありました。僕もそこに座って彼らが見ていた景色を堪能。

ふと気づきました。

チェンソーを持たないことで、自分の気持ちの原点に帰れたと。

僕が森に魅かれた時の最初の感覚でした。

ここ数年、カメラよりチェンソーを持って行く回数の方が断然多かった。だからこの気持ちが薄れていたのかも。

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しかし、

この日の目的はホダ木を採ってみようと思って来たのです。

少し前まで、温かな気持ちだったのに、チェンソーを持つと見える対象が「木」だけになるんですね。

ガソリンが入った4kgのモノを森で持つ、その意味を瞬時に脳が理解するんでしょう。

 

時間もなかったので、周りに比べてひょろっとしたミズナラ1本をいただきました。

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今日、フェイスブック上で道南の方の馬搬動画があがってました。

大量の丸太とその上に子どもが乗っていたけど、涼しい顔でぐいぐい運んでました。

 

人間なんてソリにこれしか乗っけてないのにヒィヒィ言います(笑)

お馬様だなぁ。まぁ、ともあれホダギづくりの感覚はわかった!

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次は・・・・・・。

 

 web+お問い合わせ

http://shimizusatoyama.wixsite.com/satoyamabu-asahikawa

里山部 活路となるか。

清水です。

 

今日は里山部の無料開放日でした。

天候に恵まれましたが、機械がツンツンしてて言うこと聞いてくれない場面もあり、いつもと違った体験ができた1日で、まぁ終わってみれば楽しい一日でした(笑)

 

今日は、さっそく自伐フォーラムで出会った方が来てくださり、一緒に作業をしました。雪山の徒歩林業(木は伐ってないけど、ほぼ道具を持って歩いただけ(笑)をどっぷりと体験、大地に試され、己の体力の限界に挑みました。

なにやってたんだか(笑)

 

作業していく中で自然に、自伐についての話題で盛り上がり、面白い意見がでてきました。

 

その中で、一つ、可能性が十分にありそうな発見がありました。

ここではまだ責任もてないので言えません。

成功しても失敗しても後々ここで報告できればと思います。

失敗恐れずやるのみ。

 

 

森にどっぷり漬かった一日。

日常では発見できなかった、別角度な学びが多かった一日。

・・・月に1回くらいなら、森から試される日があってもいいかなと思った(笑)

 

今日は、↓のねむくれカシワ(根元で60cm)を処理しようと思ったけど、結局できずにそのまま。しかし手を付けないで正解だったと思う。

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明日は里山部のスキル出張として神社の木を見てきます。

 

webサイト↓ ↓お問い合わせも。

http://shimizusatoyama.wixsite.com/satoyamabu-asahikawa

 

 

里山部 4.7の可能性を模索。

清水です。

 6日、北海道自伐型林業推進協議会のフォーラムが伊達市で行われまして、参加してきました。

 多くは省きますが、一番驚いたのは、本州の成功事例。あれを聞いてしまうと、俄然やる気になってくるのですが、こっち(北海道)ではいったん冷静に見ておく必要があるかと思いました。

 

 まず、最初から100haも1000haも森を所有する人は条件が整っている分、やる気しだいですぐ出来そうです。だけどそんな規模を持ってる人は稀。

そして、広葉樹/針葉樹でまた考え方が変わっていきます。

 広葉樹はクリやナラなど価値の高い木はありますが、価値が高まってくるのは100年、200年と育った木。旭川ではもう昔に切られて今は成長途中の若いものが多く、良い木があるのは国有林や道有林。

やはりほとんどの民有林は、条件が悪いところからスタートするのがほとんどではないか。

 

でもやっていくしかない。

 

里山部フィールドは広葉樹林、4,7haと極めて小規模。

他の山主と連携して30、50、100haと面積を確保出来たら素敵なことなことだ。ゆくゆくはそうしていきたいと思う。

だが、連携・協力も大事だと思うが、まずは、自分が持つ小規模な山林で可能な限り色んなことを自分が経験を積まないといけないと思った。

 

 

一番、不安なのは売り先だ。切って運んでc材の価値しかないなら出す必要がない。それだといつも通りだから。そもそも個人でどこに運んで行けばお金に変わるのか知らない人も多いと思う。

c材ばかり出してもモチベーションが上がらない。薪、ホダギ、炭、木酢・・・形を変えて付加価値をつける必要と自分でマクロな市場を開拓していくのも必要だと思った。 

 

 

とりあえずフォーラムの話を聞いて考えて、自分でやってみようと思っているのが、

・自分の木を買い取ってくれる人を探す。手入れの際にこんな材(下の写真参照)がでてくるので、個人⇒家具/モノづくり職人への直接な売り込み。

・木材だけに収入を頼らない(頼れない)ので、山と密接に関わる産業を自分で引出し提供する。観光、体験、植物、料理、手入れの際に捨てられるものがあれば捨てずに利用する。

・立木販売。

里山部ともう1,2人の山主で10ha以上の森林を連携し択伐施業する。

・製材してくれる材木屋さんを見つける。

ということ。 

 

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★フォーラムの中で共感したのは「大事なのは子、孫まで引き継げる継続的・永続的な山林の利用。そうした利用を心掛けるのに必要なのは環境保全皆伐による環境負荷の大きなことや、赤字になる植林などはせずとも、今生えている木・自然を見て、利用できる分だけを少しずついただく。自伐型は環境保全林業だ」

という言葉には、常に考えていたことだし、実現できるように目指したいと感じた。

 

 

そろそろ、旭川も熱いことやるべきだと思う。やらないから勝手にやるけど。

旭川周辺の町が「山の話題」で良いも悪いも盛り上がっている気がする。

旭川は森があるだけで終わってる感じが、ショッパイ。

 

家具と薪ストーブが盛り上がり。

経営と所有が切り離された山主だけが取り残される。

そんな旭川は嫌だ。

 

北海道での自伐のスタートダッシュでうまくいくところは設備や、面積が整った極一部だと思うけど、これから軌道に乗っていく可能性は十分に感じた。

情報交換や山主連携などを行って行きたいと思ったので自伐協議会の会員になりました。

 まずはやってみないと何もわからねぇ!

 

 

※明後日10日は、里山部フィールドの無料開放日です。

 何するって決めていません(笑)

 

 僕は、立木の材積は何m3あるのかを調べたり、木の本数を数えたり、倒れた木の処理をしたり、腹が減ったらカップラーメン食べたり、息子と遊んだりしてます。

 ですので、来訪される方は僕と一緒にやってもいいですし、別に自分のしたい事しててもかまいません。10時から16時までいる予定ですが、最近寒いし、暗くなるのも早いので15時前には終わるかもしれません。

 来られる際にご一報いただけると、少し気にします(コーヒーご馳走します)。

 

里山部 最近の様子

清水です。ご無沙汰でした!

フェイスブックを始めてから、そちらの方をボチボチと更新してました。

 

里山部フィールドの小屋、広場の様子です。

毎年、屋根に雪が積もるので、冬期間は1カ月に2回ほど小屋の除雪をしにいきます。

最近ヒヤっとしたことがありました。

 

11月上旬に見に行ったところ、時期的にも早い湿った大雪の日があり、その雪の重さに耐えられなくなった枝が落ちて小屋にぶつかっていました。あと1mずれていたら、屋根が壊れていました。

カシワは特に春先まで葉を落としにくいので、その葉に雪がこびりつき、あちこちで重みによる幹の曲がりや、健全な枝が折れる被害がありました。

 

まぁともかく運が良かった。

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最近は落ち着いてきて、ようやく景色が素敵だなと感じられる余裕がでてきました。 

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フェイスブック

https://www.facebook.com/shimizusatoyama

webサイト

http://shimizusatoyama.wixsite.com/satoyamabu-asahikawa

お問い合わせ

shimizu_satoyama★yahoo.co.jp

★を@に。

里山部 少し反応ありました

清水です。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

新聞に出てから、里山部に問い合わせが来るようになりました。ただ、アドレスが間違って掲載されていたんですよね。正しいのを載せておきます。

shimizu_satoyama★yahoo.co.jp  ※★を@に。

 

 

旭川には様々な環境問題に取り組む団体があり、企画もそれぞれあり、頻繁です。

なので、市内の子どもから大人まで、環境に対しての興味、関心はそれなりに高いはずです。

しかし、ちょっと思ったのが、興味・関心が高まった子どもたち、大人たちが『自分で何かしたい』と思った時、自分で出来るフィールドがないんじゃないかなと思っていました。

そこで、里山部は主体性は市民にあると考えています。

『森に答えを確かめに来る人、森に自分を試しにくる人』に協力し、応援していこうという方針です。

 

だからあんまり、里山部主催でイベントをやろうとは思っていません。

むしろ、「里山なかま」が増えてきたら、「〇月〇日、××な人(学生・職人・趣味)がフィールドに来ます。ぜひ一緒に時間を過ごしませんか。」

などといった森がコミュニティーの場であるようにしたいと思っています。

また、フィールドが小さい故、大人数相手は難しく、少人数でじっくりとというスタイルです。

 

この1,2日、問い合わせの内容を見てみると、公園じゃない、街じゃない、『里山でやりたいんだ』というニーズがやっぱりありました。

森に囲まれているけど、森があるだけで、自由度がないという不満です。

 

このブログでも過去に重たい課題解決に向けて書き込みましたが、まずは、気軽に森に入ることができ、そこで楽しむことから、自分に足りないものや、アイデアが生まれてくると思っています。

里山部が考えるのではなく、里山部と一緒に考えていければと!

ただ、自然の利用だけではいけません。環境の保全も大切です。きちんと頭に置いたうえで、利用することで、保全の大切さも伝えていきたいです。

 

チラシもできたので、印刷、発行します。

これ↓はJpgなので、文字が読めない仕様です(笑)雰囲気だけが伝われば(笑)

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 里山部webサイト↓

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