山をいじる際に気をつけることと、装備を他人から借りるということ。
しみずです。
元気でした。これからも元気な予定です。
だいたい僕がブログ書くときは酔っている時なんです。
なので、「あーこんなこと書かなきゃよかった」って割と後悔が多いんですが、
酔わなきゃブログを書けないスタイルなので、またあえてやらかそうかなって思います。
活動を始めてもう何年たちましたか。
結構いろんな地域で、森をいじる人が増えてきて幸せなことです。
今の林業みたいに雑じゃない山守が増えているという意味で幸せを感じてます。
列状間伐や皆伐はいまだに、何が持続可能なのか????な感じです。
林業なんて、一番僕らの暮らしと環境をダイレクトに叩くことだから、良くないことは、そろそろやめてほしいですね。
そして、森を楽しむようになってきた方々へちょっと伝えたいことがあります。
結論から言います。
①道際の木、伐りすぎたらダメよ。
作業道つけたら、道際から伐りたくなるのわかるよ。作業効率良いし。
ダメよ!!!
道にあたる雨滴衝撃考えてる?!いかに道に雨を当てないために、緩和させるか。
それは道の際の木があってこそなんですよ。
この雨滴は、馬鹿にできません。
あのー。
木がある場合、降った雨のほとんどが、枝や葉、幹をつたって静かに雨水が森に浸透します。
でも道際に木が無かったら、作業道に直接雨滴が当たります。
どうなるかなんて言わなくてもいいでしょう。
「風通しが良くなって、道が乾くのが早くなる」とおっしゃっていた方もいましたが、僕の経験上それはないです。道の上に空がでると、残された木々が空いた空間に向かって枝葉を伸ばし、最終的に曲がった木ができて雪や風で折れて倒れます。
また、道が乾くかどうかは、その土質とその道の横断勾配、縦断勾配による水はけが大きく左右するので、道の上に空ができたから乾きが早いという部分は、ほとんど意味がないんじゃないかと思っております。風通しがよくなる=雪や風による被害多、扁平木の育成促進だと思っております。
だから、道をつけた以上、道際は残してほしいです。
道は、航空写真から見えないように、樹冠で覆わせておいた方が良いですよ。
自分一代の林業じゃないんだから。
だから道際から木を伐らない方がいいですよ。
よろしく。
この木漏れ日、日陰率みて。
②道具はきちんと購入しましょう。
林業は死傷率が高いのも特徴です。
他人から借りた道具に、自分の命を預けられますか。
他人のメンテナンスを信用できますか。
他人から借りた道具が原因で、ケガしたら。。。
これはもう、どちらも不幸なことです。
自分の命を守るため、自分に合った、自分に馴染んだ道具で森に挑んでください。
やっぱり最小限の命の守る道具は自分でそろえましょう。
それが年に数回の出来事でも。
「あっ」という間に死ぬかケガするかなんです。この世界は。
そんな現場に今自分はいるんですよ。
道具に妥協はせず、お金でかえる安全はできるだけ買っておきましょう。
道具はしょせん道具、実際に命を守るのは、自分の意識と知識と経験になります。しかしそこに最適な道具が加わることで数%は生存率を高めることができるのです。
森に挑む人は、そこら辺の「覚悟」が必要です。
どうぞ、心構えをよろしくお願いいたします。
余計なお世話かもですが、僕の作業ルールを2つ記載しておきます。
1つ。
「2つ小さいミスをしたら、3つめは死ぬか大けがをする」
→細かなミスを2回したら長く休憩をとるか、別な危険性の少ない作業をしましょう。
2つ。
「山で余計なことをするな」
→あと1本伐ってから帰る。とか、道具は無いけど今ならできそうな気がするとか。余計なことはしちゃいけないです。本当にこれが命取り。
余裕があるうちに帰宅してください。
予想以上にあなたの脳内と体はヘトヘトになっておりますので。
生きて帰るんだよ。
安い木材のために命を落としている場合じゃないんだわ。
生きて帰りましょうよ。
#里山部