里山部-satoyama-活動(東鷹栖)

小さな森の山主が始めた個人事業ブログ

里山部、活動報告、ある意味ミッション達成です。

しみずです。

 

 

沢山報告がありますが、もう、全てを書くと本が一冊できるので、ぐっとこらえて要約して(笑)それでも長い!

 

 

◎山サイド◎

僕が、旭川ならできると信じて活動していた、自伐型林業の、新しい木材の出口。森の5・7横丁さんの看板などでも証明してきましたが、地域の森の木の価値の再認識。

それが旭川大学の横田ゼミナール皆さん、原さん(木工のプロ)と一緒に活動してきて、実現されました。モデル第一号です。後日ユウチューブにて、動画をアップします。

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この横田ゼミは、アサヒカワデザインウィークにも参加されますが、注目していただきたいのは、加工されたワイルドな『形を意味する』デザインはもちろんのこと、広い意味での『地域資源の有効活用をするというデザイン』が実現されたことに本質的な意味があります。

これが新しい林業の始まりだと思っています。木育とは質が違います。

これは林業です。

f:id:shimizu-satoyama:20180619111705j:plain ←看板になったアズキナシ伐採前。

普段誰にも目を向けられない山の木が、こうやって旭川家具デザインウィークに、姿を変えて進出してきたんです。しかも、身近な森から、普段みなさんが見慣れている木のサイズですよ。特別に大きな木とかではありません。

 

パルプにいくなら一本1000円もしないでしょう。人知れず、パルプになるか燃やされるか、何十年もいきたのに。

木を扱う人たちが、あまりにも木を軽視しているんです。その1本の価値や、存在意義を。

 

 これは違います。手を入れるべき森に学生がはいり、欲しい木を選び、山主に対価を払い、自分たちで林業を行い、木工職人さんと協力のうえ、『地域の木』の本質を提供しているんです。

大きな一歩。そして里山部が目指すことが可能だということがわかり、これはもう、ますます加速していく他ありません。

 

 今考えているのは、前回ユウチューブ(https://www.youtube.com/watch?v=zOxNcA7i0lc&t=319s)でも紹介したように、もっとマクロな地域家具をつくろうと思っています。『江丹別家具』『東鷹栖家具』『当麻家具』。つまりこれは材の出口側の話ですが、結局のところ、自伐型林業を行わないと、新しい森林法案のせいで、身近な森がどんどんなくなって山主にも、地域の人たちにも、ひいてはその市町村にもなんらメリットが生まれない時代に突入してしまったのです。

『産業』だから仕方ないと、自然破壊していいと思ってるんですか。

産業と環境は両立できるし、していくべきなんです。

地域にないものをねだるんじゃゃない。あるものをとらえていくスタイル。

 

このように、里山部は地域資源を有効利用していきます。

使っていない、里山部に託したいという思いのある山林がありましたら、ぜひご一報ください。

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 シラカバのテーブルと、アズキナシノ看板。

 

◎森サイド◎

心を豊かにする森サイド。

里山部の活動が始まって1年と少し、活動に賛同していただける方もぐっと増え、YAMABITO'sのグループは100名を超す、ヤマビトだらけになりました。このグループは実際に森で出会った人しか基本的に入れないグループなので、それだけ森で出会ってきたってことですね。ありがたいことです。すでにYAMABITO'sや里山部のイベントで各森に来た人たちは120名(数か月前)を超えており、遠方からお越しの方、外国人の方まで巻き込むようになりました。代表の栞ちゃん(20代女性、森は全く未知の領域から入った人。)に任せて良かった。

 

こんな若者4人(1人東京だけど)だけの任意団体が、ここまでの機動力、地域資源の有効利用、里山コミュニティー形成、をしてきて、地域を少しずつ変えてきているって、すごくないですか。環境団体のNPOとかに負けてない。

環境省あたりから表彰されてもいいですよ。

まってますよ環境省(笑)

 

また、こうした活動を通して、自身でも山林を持って、森のある暮らしを実現される方、イベント時のみ山林シェアする方などが増えました。これも、すごいことですよ!!名前はふせますが、三笠と、当麻です。

 そして今、北見にも出来るかもしれません。北見は里山部の北見支部ができそうな予感です。まだ現地調査等行ってませんので、はっきりとお約束はできませんが。もしそうなれば、北見で自伐をやりたい人に、山守をさせたいと考えています。北見で僕みたいに森林シェアや、プチ林業やりたい人いたら、注目していてください。確定しましたらまたブログ等で報告いたします。

 

もう正直、山サイド、森サイド、どの活動をとっても、地域のおじいちゃんたちの合言葉『山は稼げない』、『森をもっていてもしょうがない』というこの言葉は、古いんです。なんとか、この現状を打破しようと思って、ほぼ怒りに任せて活動してきたかいが本当にありました。

もう里山部、ゴールしたといっても過言じゃない。

あとは、次の若いやつらに任せたい(笑)

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森にアーティストを呼びました。様子はこちらから→

https://www.youtube.com/watch?v=ypU9k2CSxfk&t=240s

 

 

◎社会貢献サイド◎

ときわプレーパークというのを、ご存知でしょうか。

いま、旭川大学の清水ゼミの学生さんたち、他の団体さんふくめ、チーム名『はだしになって』という団体が、『外遊び』をテーマに、その必要性や、どういう条件で外遊びをしたくなるか、外遊びの効果などを、数値化し、見える化することで、地域の公園との関わり、使い方、強いては森。。。がどうあるべきかを模索している団体です。

f:id:shimizu-satoyama:20180619111018j:plain f:id:shimizu-satoyama:20180619111247j:plain 里山部のシラカンバ丸太

やはり、大学の先生が入っていることで、こうしたことが数字でわかるようになるのが非常に面白い所です。

 

ときわプレーパークには、里山部は『火』・『生木』担当で出ています。

火遊びってね。

いいんですよ。

ここでは語りませんよ。もうみんな知ってると思いますから。

初めて火遊びする子なんか、ハマりますよ。火いいなぁ。木いいなぁ。って(笑)

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火は危ないからこそ、対峙して学ぶべき体の動かし方です。体育では教えてくれませんん。また、食に繋がるエネルギーにもなります(焚き火)ので、やはり暮らしとはきって離せません。

規制でがんじがらめのいま、常磐公園で、プレーパークの時だけ旭川市から承諾を得て行っています。こういう機会で、火の扱いや刃物の扱いに慣れている『キコリ』と一緒に遊んで学べることは、チャンスだと思います。その他にもプレーパークには様々なプロがいるんです。

地域の公園に『プロ』が集まって、子どもたちと遊んだり話せる機会があるって素晴らしいことですよ。

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この活動に参加できるのも、普段里山部の林産物やサービスを買っていただいている皆さまからの、売り上げの一部を使って、ボランティアでやっています。

僕としても、森にこれない子どもたちには、僕から出向いて、ゆくゆくは森で出会いたいし、いい広報にもなりますしね。

前回は300名あまりの皆さんと遊びました。すげー。

次回は、6月24日11時から16時です。

焚き火もやるけど、今度は、どんな木もっていこうかなぁ。サクラの木でコースターつくろうか!?

 

・・・里山部の収益が厳しくなると、ひっそりといなくなるかもしれません(笑)会場に寄付箱があるので、コーヒー一杯飲まれた方はそこに『ちゃりん』してくれると僕含め他のプロたちが助かります(笑)

いざ、地域の子どもの、親の、街のために!!!

キコリが役に立つんです!

 

 

 

 

 

 

◎ ◎最後に◎ ◎

木育マイスターの方へ。里山部としては、もっと活動を本質的なものだったらいいなって思ってます。

森から始まる木育を行いたい方は、里山部のフィールドを提供致します(もちろん有料ですが)。

どこの森から伐ってきたか、なぜ伐られたか、伐った後の山はどうなっているのか、木を扱うマイスターと名のつく以上、僕はそこも知っているべきだと思っています。

 

未だにそこを聞いてもちゃんとわかっている人に、出会ったことがないので、こんなこといってますが。写真で紹介するよりも、最初が森からスタートすればいいのになって。自分たちが木を使うために森から。

板・木材からスタートするのはあまりにも遠いです。

 

森は危ない、時間がかかる、お金がかかる

と様々なやれない要因をかかげて、やらないよりかは、一度おもいきった活動をされる人が出てくることを期待します。

 

本当は、北海道が認定しているのですから、道有林かしてあげてくださいよ!!!

 

山を持ってないマイスター多いはずですから。

やっぱりまだ名前負けしていると感じます。

マイスターって、ドイツの高等職業能力資格認定制度からとっているのかな。

 

だから、マイスターにふさわしい木育やりましょうよ!!!道有林が貸してくれないなら、民有林しかないんです。

今の時代、森と木を活かして、子どもたちや消費者につなげていくフィールドのキーとなるのは民有林です。

 

活かしていきましょう!!!あとは、地域を良くしたいと思っている人とガンガンつながって、できることをやっていくことが大事です。

ご相談ください。